2022年10月10日(月・祝)開催
【開催日】
2022年10月10日(月・祝)
【出演教員】
渡邊 崇 特任教授
(専攻・入試説明、Q&A)
金 慶來 助教
ミュージッククリエーション専攻は、作曲の基礎に始まり、映画やCMなど様々な分野における音楽制作を、現役の作曲家でもある講師陣から、実践を通じて学べる専攻です。
間口の広さと奥行きの深さ、その両方を持つミュージッククリエーション専攻の特徴を、渡邊崇教授からお話しいただきました。
ミュージッククリエーション専攻が考える卒業生の人物像は、「20年後も実力派」です。時代の変化にも柔軟に対応し、20年後も通用する実力を身に付けるためには、考えるための基礎を身に付ける必要があります。
新しい音楽を考えるためには、音楽の歴史や文脈、用法を自分の引き出しの中に持っていなければなりません。そして、DAWをはじめ最新の音楽制作環境に慣れ親しむことも重要です。
ミュージッククリエーション専攻では考えるための基礎を身に付けてもらい、「20年後も実力派」であることを目標としています。
関西唯一の音楽単科大学である大阪音楽大学は、環境と人に恵まれています。
ミュージッククリエーション専攻入学者には、MacBook Proと音楽制作に必要なソフトウエア一式が支給され、すぐに作曲を開始することができます。学内には録音ブースやホール、レコーディングスタジオといった設備もあり、自由に利用可能です。
また、クラシック系の教員や学生と繋がることができるのも大阪音楽大学ならではでしょう。学内のスタジオ設備を使い、思い立ったらすぐに生のストリングスやブラスセクションのレコーディングだって可能です。
ここには、ポピュラー音楽の枠にとらわれず、幅広い視野を持つための環境が整っています。
入試センターの職員も交えた質疑応答が行われました。
ミュージッククリエーション専攻を受験する学生には、入試対策講座の受講が勧められ、また、心構えとして色んなジャンルの音楽を聴き、コンサートに足を運ぶことが入学する上で大切だという話題になりました。
また、渡邊教授からの「入試には小論文がありますが、これは自分の言葉で自分の考えを説明する能力が問われています。音楽を仕事にすると、自分の言葉でプレゼンして仕事を取ってくるという場面も多くありますから、これはとても大事な力です」という話には、皆さん大きく頷いていました。
熱量をもって質問された参加者の皆さんと共に、大変盛り上がった質疑応答になりました。
実際の授業の見学会が行われました。
1年次の科目「ポピュラー音楽構造演習(ベース)」の授業では、ビートルズの名曲「ミッシェル」のベースラインを題材にして、音楽的要素の分析を行っていました。
また、レコーディングスタジオでは、3年次の「マーケティング・サウンド・コンポジション応用」の実習で、学生が制作した架空のウェディングCMの音楽レコーディングが行われていました。
このような最新のスタジオ設備も開放されています。
和やかな雰囲気での専攻説明と活気のある質疑応答、そして実際の授業見学。
魅力あふれるミュージッククリエーション専攻の秋のオープンキャンパスは、濃厚な1時間半となりました。
取材・文:BUBBLE-B