TOPICS / 2022.10.27
【スタッフ】
原作:百世渡「ロマンティック・キラー」(集英社「ジャンプコミックス」刊)
監督:市川量也
シリーズ構成:大場小ゆり
脚本:大場小ゆり、福田裕子
キャラクターデザイン:松浦有紗
音楽:川﨑龍、狐野智之
アニメーション制作:ドメリカ
企画・製作:Netflix
【キャスト】
星野杏子:高橋李依
リリ:小松未可子
香月司:梅原裕一郎
速水淳太:梶原岳人
小金井聖:花江夏樹
土屋:津田健次郎
咲姫:石見舞菜香
真斗:下野絋
この度、Netflix独占配信アニメ「ロマンティック・キラー」の劇伴音楽を川﨑龍さんと共作で担当させて頂きました。
在学中から、先生の劇伴のお手伝いをさせて頂くという経験は何度かあったのですが、共作とはいえ丸々1本分のメニューを書かせて頂いた初の作品ですので、劇伴作家としてようやくスタート地点に立てたと実感しております。
約2ヶ月半にわたり先輩作家でもある川﨑さんと一緒に制作したのですが、共作作品としての温度感や振れ幅、サウンド感で付かず離れずを意識する中で、自分ならではの役割を考えながら作風をコントロールして楽曲を作ることに苦心しました。しかしながらそこで在学中に学び広げていた自分のジャンル、音楽が活きたということを実感しております。
また、学生時代から収録のディレクションは度々させて頂いて慣れていたため、本作のレコーディング時には物怖じしないディレクションで逆に少しお叱り頂いたりする、などということもありました(笑)
初の担当作品を通して、自分の音楽性を見つめ直すことにもなり、一回りも二回りも成長できたと思う部分もありつつ、同時にいろんなジャンルへ広げてきた自分の手を今度は収斂させ、もっと深掘りさせていく必要を感じてもいます。
今後、色々な作品のストーリーに寄り添いつつ劇伴の作曲を担当させて頂きながら、「狐野智之ならではの作品」というものも、もっともっと探究していきたいと考えています。
13歳よりトロンボーンを始め、吹奏楽の編曲を独学で学ぶ。
18歳でDTMを始め、自主レーベルにてアルバムを10作リリース。
京都大学文学部卒業後、一度は一般企業に就職するものの音楽への気持ちを諦めきれず、大阪音楽大学ミュージッククリエーション専攻へ再進学。渡邊崇、足立知謙、徳永暁人、高昌帥、各氏に師事。
在学中より、ゲームやアニメ、CM・コンサート・VTuberへの楽曲提供などを行い、現在も活動の場を広げている。
管弦楽器の表現方法を得意とし、コンサートアレンジや譜面も多く手がけるほか、ロックやEDMなどのトラック制作においても大きな魅力となっている。また、自身の吹奏楽・オーケストラでのプレイヤー経験を生かし、金管楽器の多重録音を施すなど、マルチプレイヤーとしての活動にも精力的に取り組んでいる。
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