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特別講義「セルフプロデュース」



表現&発信する人間に必要不可欠な
スキルであるセルフプロデュース
〈セルフブランディング、自己発信力 etc.〉
について学ぶ特別講義が、
2023年度スタート!


開講の経緯

演奏領域の進学を希望する学生は多いものの、音楽での就職や将来への不安が大きく、進路選択にあたり音大離れが深刻化しています。しかし就職問題に触れる時、音大卒は「就職できない」のではなく、学生の就職への関心の薄さ、社会に対する知識や意識の低さが問題の根本にあり、とりわけ演奏領域において、その傾向が強く認められます。名実共に《音大卒は武器になる》ことを実証することが、音楽大学の存在意義につながると考えます。

今回提案する新しい特別講義の開講は、演奏領域の学生を対象とするもので、時代に即した「セルフプロデュース」を学ぶことを趣旨としています。演奏領域において「セルフプロデュース」を学ぶ講義は日本においてほぼ先例がなく、先駆け的存在といえるものです。

演奏領域においては、伝統的なクラシック音楽に取り組みながらも、音楽を生かしたコンテンツや情報を発信していくために、まずは各々のブランディングが不可欠です。自分自身を客観的に見つめ、どのように表現者として構築していくかは、あらゆる業界で求められることですが、これまでクラシック音楽の演奏領域が最も不得意としてきたことです。この講義ではブランディングのスキルをしっかり学ぶことによって、演奏家になることだけを目的化するのではなく、むしろ自己肯定感や多様性につなげ、そこから生み出される発想やコミュニケーションを通して、新しい時代に即した価値観やビジネス感覚の育成を目的とします。音楽を主業として考えていく学生にとって、SNSの活用やYouTube等の動画配信が重要なスキルになっていることは疑う余地がありません。

2023年度の特別講義は、学生のみならず、広く一般の皆様にも受講いただける予定です。最前線で活躍されている方々のお話や実習プログラムを予定しておりますので、音楽家を志す学生だけでなく、音楽教室の指導者・経営者、異業種の方々にもご興味を持っていただける内容となっております。
お気軽にお申込みください。

ナビゲーター

赤松 林太郎 准教授
世界的音楽評論家ヨアヒム・カイザーにドイツ国営第2テレビにて「聡明かつ才能がある」と評され、マルタ・アルゲリッチやネルソン・フレイレから称賛された2000年のクララ・シューマン国際ピアノコンクール受賞がきっかけとなり、本格的にピアニストとして活動を始める。

1978年大分に生まれ、2歳よりピアノとヴァイオリンを、6歳よりチェロを始める。幼少より活動を始め、5歳の時に小曽根実氏や芥川也寸志氏の進行でテレビ出演。10歳の時には自作カデンツァでモーツァルトの協奏曲を演奏。1990年全日本学生音楽コンクールで優勝。神戸大学を卒業後、パリ・エコール・ノルマル音楽院にてピアノ・室内楽共に高等演奏家課程ディプロムを審査員満場一致で取得(室内楽は全審査員満点による)、国際コンクールでの受賞は10以上に及ぶ。

国内はもとよりアジアやヨーロッパでの公演も多く、2016年よりハンガリーのダヌビア・タレンツ国際音楽コンクールでは審査委員長を務め、ヨーロッパ各国で国際コンクールやマスタークラスに度々招かれている。キングインターナショナルよりアルバムを次々リリースする一方、新聞や雑誌への執筆・連載も多く、エッセイや教則本を多数出版。メディアへの出演も多い。

現職は、大阪音楽大学准教授、洗足学園音楽大学客員教授、宇都宮短期大学客員教授、Budapest International Piano Masterclass音楽監督、Japan Liszt Piano Academy音楽監督、カシオ計算機株式会社アンバサダー。
オフィシャルサイト https://www.rintaro-akamatsu.com


梶浦 正則 講師
3歳からヴァイオリンを習い、鈴木ヴァイオリン主催のアメリカ演奏ツアー企画『テンチルドレン』には当時最年少(6歳)で選抜。その後、国際&ユニセフ主催のアメリカツアーにも参加し、ニューヨークカーネギーホール等で演奏。東京音楽大学作曲芸術コース卒業。カシオ計算機(株)において、G-SHOCKのグローバルでのプロモーション&マーケティング業務に従事し、前職より培ってきたアーティスト&音楽業界リレーションを活かし、戦略立案、制作(クリエイティブ含む)、推進全ての工程においてマーケティング部門の中心として事業に貢献。アーティストやインフルエンサー個人の力を分析&可視化し、各事業に結び付け、ビジネスを成功させていくまでの道程を描き、最後には売り上げとして成果を出すプランニング力を培う。


丹野 旭 講師
明治大学卒業。株式会社パブリッシングリレーションズにて広告代理業・イベントプロデュースを担当。ベストドレッサー賞・ベストファーザー賞等、日本における歴史あるアワードの総プロデュースや、映画PR、企業周年イベント、CM制作、大学PR等を手掛ける。研究テーマは「人と人、企業とユーザーを繋げるコミュニケーションデザインの研究。又、自身で考え行動し実行することが出来るセルフプロデュース力を磨くこと」。音楽を活かしたコンテンツや技術を社会にどう発信していくのか、自分自身のブランディングをいかに確立してくのかを、時代に即したコミュニケーションで発信するための方法を考案していく。

〔所属団体〕
一般社団法人 日本メンズファッション協会
㈱パブリッシングリレーションズ


井内 純一郎 講師
大阪音楽大学音楽学部器楽学科(Euphonium専攻)卒業。大阪府立大学大学院経済学研究科経営学専攻博士前期課程修了、経営学修士(MBA)。研究テーマは「クラシック音楽業界における経営の役割、専門家(音楽家)と非専門家との協働のあり方、クラシック音楽家の活動における映像の活用」。音楽活動における映像やSNSの活用の方法は、日々変化し続け、数ヶ月前の常識が通用しないほどに変化し続けています。またそれぞれの方の活動スタイルによって、100人の音楽家がいれば100種類の方法が考えられます。様々な時代の流れ、活動スタイルの多様化にあわせた正解を皆さんと一緒に模索していきたいと考えています。

〔これまでの主な活動業績〕
2003~2009年 大阪市主催文化事業プロデュース
2006~2012年 大阪音楽大学付属音楽院事業ディレクター
2015年 一般社団法人音楽家支援協議会を設立
2015~2017年 ドキュメンタリー番組(BS)制作補
2019年 YouTubeチャンネル解説
2021年~ 演奏会ライブ配信を現在までに約20公演を配信(プロデュース)
2021年~ 配信・収録対応クラシック音楽サロン「ノワ・アコルデ音楽アートサロン」共同オーナー(運営担当)

2023年3月26日(日)

表現&発信する人間として必要不可欠な素養である“セルフプロデュース”とは?
SPECIAL GUESTとしてMEGUMI(女優)、小倉淳(アナウンサー)が登場。

テーマ「2023年度、新科目『セルフプロデュ―ス』開講!」
時間:15:00~16:00
会場:ザ・カレッジ・オペラハウス

▲ Webマガジン「MUSE」にリンクします

イベント冒頭の本山学長によるあいさつ全文〈3/26(日)開催〉
皆さん、本日はお足元の悪い中、ようこそお運びくださいました。大阪音楽大学学長の本山と申します。本日の催しは、本学としましては非常に例外的で、斬新なテーマを持っております。

例えば、ポピュラーヴォーカルの学生がいくら能力を持っていても、それがプロデューサーの目に留まるためには、自分でプロモーションビデオをつくったり、あるいは、自分でアピールができないといけない。そのような世の中になっています。アカペラでプロデューサーの前で歌うわけにはいきませんから、そんな意味で、自分を表現する、そして、自分の表現をしっかりと周りの人に伝えていく。こういうことが本学でも、演奏だけではなく、非常に求められている領域です。その趣旨に沿って今日の催しが開催されました。

本学に着任されました、ピアノの赤松先生。彼はSNS等で、盛んに、ご自身の素晴らしい演奏や、音楽に対するお考えを発信されています。そして赤松先生のご関係で、今日は素晴らしいゲストの方々をお招きすることができました。2023年度は、このような内容のものが特別講義として展開されますが、2024年度からは「セルフプロデュース論」という授業として、カリキュラムに組み込まれることになっています。そういう意味でも、本学は演奏だけではなく、そういった発信の方法もしっかりと皆さんに伝えていけるような姿勢を、これからも持ち続けていきたいと思います。

今日は本当に刺激的な時間になると思います。皆さんしっかりとアンテナを張って、素晴らしい情報をキャッチして帰っていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。



2023年5月27日(土)

GUEST
小倉 淳
テーマ「自分の視点を変えるきっかけ」
第一線で活躍するアナウンサーが考える『セルフプロデュース』を主軸に、ブランディング&マーケティングの思考訓練を実施します。


時間:13:30~15:00
会場:F215教室

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小倉 淳(おぐら・じゅん)Profile
日本テレビ元アナウンサー(1981年~2006年)。1990年~1991年、BC英国国営放送にアナウンサー・翻訳者・プロデューサーとして出向。2002年、土屋敏男氏とともに汐留での大型イベント「GO SHIODOMEジャンボリー」総合プロデューサーを3年担当、「明日の神話」岡本太郎作品の野外展示で年間400万人の観光客を汐留へ動員。フリーアナウンサーとして、司会やナレーション等で活躍。江戸川大学メディア・コミュニケーション学部マス・コミュニケーション学科客員教授、日テレ学院講師も務める。

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2023年6月11日(日)

GUEST
山縣 美季
テーマ「私が学生のうちにしてきたこと」
学生でありピアニストである山縣さんにお話しを伺います。赤松林太郎教員とのピアノコンチェルト演奏も!


✨演奏曲目
ラフマニノフ ピアノ協奏曲 第2番 
(ソリスト 山縣美季/オーケストラパート 赤松林太郎)


時間:15:00~16:30(予定)
会場:ミレニアムホール

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山縣美季(やまがた・みき)Profile
2002年生まれ。第89回日本音楽コンクールピアノ部門第1位及び野村賞、井口賞、河合賞、三宅賞、アルゲリッチ芸術振興財団賞受賞。第44回ピティナ・ピアノコンペティション特級ファイナル入選。かながわ音楽コンクールでユースピアノ部門とピアノ部門の両方でコンクール史上初の同年二冠(どちらも最優秀賞)を果たす。第2回ノアンコンクール第1位、ノアン賞受賞。フランス・ノアンにてノアンフェスティバルショパンに出演。これまでシレジア・フィルハーモニー管弦楽団、プリマヴィスタ弦楽四重奏団、神奈川フィルハー モニー管弦楽団、東京交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団などと共演。NHK Eテレ「クラシック音楽館」、NHK FM「リサイタル・パッシオ」に出演。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を経て、現在東京藝術大学宗次德二特待奨学生として東京藝術大学4年に在学中。2022年シャネル・ピグマリオン・デイズ参加アーティスト。2022年度 ロームミュージックファン デーション奨学生。東誠三、日比谷友妃子の両氏に師事。

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2023年7月1日(土)

GUEST
越澤 太郎
テーマ「あなたらしい戦略を持とう」

🔽 学生の皆さんへ
「自分をどうとらえるか?」「強みや特長をどう伝えていけばよいか」のコツを、ビジネス支援や広告の手法を活用しながら(なるべくわかりやすく)お伝えします。

🔽 音楽教室経営されている皆さんへ
広告制作をしていた頃から現在まで、仕事の中で「物事を整理整頓(構造化)する」ことを続けてきました。その手法がブランディングのヒントになれば幸いです。


時間:13:30~15:00
会場:F215教室

2023年度は学生だけでなく、広く一般の皆様にも受講いただけます。
音楽家を志す学生だけでなく、音楽教室の指導者・経営者、異業種の方々にもご興味を持っていただけるかと思います。奮ってご来校ください!
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越澤太郎(こしざわ・たろう)Profile
〔株式会社電通 BXデザイン局 ビジネスデザイン2部 部長/ビジネスデザイナー〕2001年電通入社。コピーライターとして2005年の自民党郵政解散総選挙「改革を止めるな」キャンペーンや、アパレルブランドGUのブランディング、トヨタ・グローバルビジョン策定や2012年IMF世銀総会の総合プロデュースなどを担当。2009年に広告領域以外での顧客貢献を模索するビジネスデザインラボに所属。2016年より顧客企業の事業・業務変革、新製品・サービス開発、投資分析などのコンサルティング業務に従事。

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2023年11月4日(土)

GUEST
福田 成康
テーマ「大人の学び直し ~大学院に入学体験から~」
大学卒業後の可能性について、「リスキリング」をふまえながらお話しいただきます。


時間:13:30~14:45
会場:K号館 304教室
※終了後に簡単な懇親会を予定しています(15:00~15:40)。

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福田成康(ふくだ・せいこう)Profile
1964年生まれ。筑波大学生物学類卒業、栗田工業(株)で3年間勤務し、1989年4月から株式会社東音企画入社、1990年4月に同社代表取締役社長就任。1991年4月より社団法人全日本ピアノ指導者協会の事務責任者として経営に関わり、現在は専務理事。1996年、日経BP社より情報システム大賞の準グランプリ受賞。2001年、第3回「フジタ未来経営賞」を受賞。2002年、財団法人商工総合研究所 中小企業懸賞論文 準賞受賞。2011年 文部科学省 社会教育功労者表彰受賞。公益財団法人福田靖子賞基金 理事長。「専務理事コラム」毎週更新中。https://www.piano.or.jp/info/about/seikohprofile.html


<経歴>
1986年 筑波大学 生物学類・陸上競技部卒業
1986-1989年 栗田工業に勤務
1989年 東音企画・ピティナ勤務開始
1990年 株式会社東音企画 代表取締役就任 現在に至る
2001年 社団法人全日本ピアノ指導者協会 代表就任 現在に至る
2022年 慶應義塾大学大学院SDM研究科入学 現在に至る

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2023年12月3日(日)

GUEST
Marta-Gulyas
   \ 留学に興味がある方必聴! /
テーマ「ヨーロッパの音大では何を教えているか」
リスト音楽院とソフィア王妃音楽大学と2つで教えられている経験上、自由にお話いただきます。その中で、学生の態度や活動に対するセルフプロデュースへの意識などにも触れていただきます。後半は赤松林太郎教員との2台ピアノ+連弾でのミニコンサートとなります。


✨ミニコンサート演奏曲目
モーツァルト:2台ピアノのためのソナタ ニ長調 KV.448
ラフマニノフ:連弾のための6つの小品 Op.11 より

時間:14:30~15:45(予定)
会場:大阪音楽大学ミレニアムホール

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Marta-Gulyas(グヤーシュ・マールタ)Profile
ハンガリー出身。ブダペストのリスト音楽院にてラントシュ・イシュトヴァーンに師事し、卒業後はモスクワに渡り、チャイコフスキー音楽院にて、ドミトリー・バシキロフ教授の下で奨学金生として学ぶ。ドビュッシー・ピアノ国際コンクール第3位、ワイネル・レオ国際室内楽コンクール第1位、ハンガリーラジオピアノ国際コンクール第3位、バルトーク・アーリーミュージックMIDEM 賞受賞。ハンガリー共和国より1985年「ハンガリーの文化」受賞。1998 年リスト・フェレンツ賞。2014、2018 年にはスペインのソフィア王妃より名誉勲章を受賞。2017年最優秀室内楽演奏家及び指導者に贈られるワイネル・レオ記念賞 。2018年ハンガリー国家勲章及び功労賞受章。世界各地の主要な音楽祭やCD収録に出演し、著名な演奏家から絶大の信頼を受けている。国際コンクールやマスタークラスの招聘も多い。現在ソフィア王妃音楽大学(マドリード)ピアノ科・室内楽科教授、リスト・フェレンツ音楽大学(ブダペスト)室内学科長を経て室内楽科准教授。

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2024年2月3日(土)

GUEST
福原 大毅
テーマ「個性を『強み』に変える考え方」
楽器の演奏体験や、新しい楽器を企画するワークショップを通じて「個性を強みに変える考え方」について学んでいただきます。


当日の機材は【Casiotone CT-S1FH】を使用
中学生・高校生の受講者のうち、希望者には講義で使用した楽器のプレゼントも!
※楽器の台数には限りがあります。希望者多数の場合は抽選となりますことをご了承ください。


時間:13:30~15:00
会場:F号館 215教室

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福原 大毅(ふくはら・たいき)Profile
〔カシオ計算機株式会社 サウンドビジネスユニット グローバル戦略部 戦略企画室 室長〕幼少期にバイオリン、中学でギター、高校時代に住んでいたNZでジャズと即興音楽に出会い、作曲・アレンジを専門的に学ぶ。大学で電子音楽と映像音楽にも幅を広げ、「音楽の視覚化ー”音楽”の定義とはー」をテーマにプリミティブな音楽から前衛的な現代音楽へと至る音楽変遷の経緯、および情報化社会におけるアートと産業の関わり方を研究。大学卒業後は新卒で楽器メーカーのRolandに入社、国内営業を経てBOSSブランドを中心としたギター関連製品企画・グローバルマーケティングを10年以上に渡り担当。80以上の製品企画及びデビュープロモーションに関わるとともに、リブランディング戦略により定番であるが故の無難なイメージからの脱却を主導。2018年にカシオ計算機に入社。海外営業を経て現職で楽器関連製品の商品戦略企画及びグローバルマーケティング戦略の企画を担当。PriviaやCasiotoneなどの製品ブランドで、他の楽器専業メーカーとは違った差別化戦略を推進、それぞれのブランディング案件で社長賞を受賞するなど活躍。