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卒業生紹介 -森本愛莉-




プロフィール

兵庫県出身。幼い頃からクラシックバレエを始め、ジャズダンスやタップダンス、声楽、演技等のレッスンを重ねる。入団以前にもいくつかの舞台やテーマパークのショーに出演した経験がある。『コーラスライン』の観劇をきっかけにミュージカルを学ぶことを決意し、2022年研究所入所。『エルコスの祈り』チェリーで四季での初舞台を踏み、『オペラ座の怪人』ではメグ・ジリーを演じている。

  • 主な出演作品
2023年『エルコスの祈り』(チェリー)
2024年『エルコスの祈り』(チェリー)、『オペラ座の怪人』(メグ・ジリー)


大阪音楽大学への進学を決めたきっかけは?

通っていたミュージカルスクールで一緒だった先輩が大阪音楽大学のミュージカル・コースに進学されたので、年度末に行われるオリジナル作品の公演を見に行っていました。その舞台に大変興味を惹かれ、この大学で学べたら素敵だなと思って体験入学に参加してみました。その時に先生が「自分が向いているかを見極める2年間に」とおっしゃり、「挑戦してみたい!」と受験を決意しました。

卒業時はコロナ禍でしたが、どんな心境でしたか?

大学で学ぶうちに「お客様に感動をお届けできる仕事に就きたい」と思うようになり、様々なオーディションを受けて、卒業時はテーマパークに合格しました。

コロナ禍で予定されていた仕事やオーディションがなくなってしまい挫折も味わいましたが、学生の頃にご指導いただいた「他人と比べず、自分の時計を見る」という言葉を励みに、自分に足りないものを強化する時間にしようと気持ちを切り替え、週6くらいのペースでダンスのレッスンに通いました。

そしてコロナ禍でも諦めずにレッスンを続けた結果、念願だった劇団四季への入団を果たすことができました。舞台が好きで勉強を続けてきましたが、いろんな経験を経て、お客様に寄り添える俳優になりたいと考えるようになりました。

デビュー、そして念願の役をつかむまでの道のりは?

劇団四季で初めて舞台に立った時、憧れだった劇団で団員としての一歩が踏めたんだという実感が湧いてきて、うるっときました。実は予定よりも早くデビューすることになり、練習のし過ぎで声帯を痛めてしまって、思うように声が出ないという経験をしました。学生の頃は休日でも自主稽古をしていましたが、仕事として毎日舞台に立つためには、体をケアし、しっかり休息をとることも大切だということを痛感しました。

研究生の時に「オペラ座の怪人」を観劇し、メグ・ジリーを演じてみたいと思い、次の日からいつでもチャレンジできるようにと、トゥシューズのレッスンを始めました。その後、チャンスが巡ってきて、念願のメグ・ジリー役をつかむことができました。大学時代「毎日がオーディションだと思って準備をしておく」ということを叩き込まれていたので、その経験が生きたのだと思います。

既に出来上がっている作品に新たに入っていくのは大変でしたが、大学でオリジナル作品を一から作っていくという経験をしていたからこそ、他に同じ役をされている方がいても真似をするのではなくて、自分のメグ・ジリーを追求し、周りの方々の助けも得ながら無事メグ・ジリーとして舞台に立つことができました。でも、まだまだ勉強中です。役への追求心は尽きません。

後輩たちへメッセージをお願いします!
大学時代は一緒に勉強する仲間と一つの目標に向かって一緒に公演をつくる、という貴重な経験ができました。一からつくった台本に挑戦できるありがたさを、卒業して改めて思います。素晴らしい環境でのびのびと勉強できるうちに、いろんなことに挑戦して、今のうちに失敗もして楽しんでほしいですね。

目の前のことに集中して全力でやっていたら、きっと未来につながっていくと思いますので、体に気を付けて頑張ってください!私も俳優というお仕事を通して「何を伝えたいのか」「社会の何に貢献するのか」ということを常に考え続け、人間としてもっともっと成長していきたいなと思っています。