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Vol.16 藤本さんのフェイスブック記事2本(2022/4/8)


藤本さんのフェイスブック記事2本


本学の「生徒指導論」教授・藤本敦夫さんから、「ヒヒ伝説」観劇後の感想文を頂いた。フェイスブックに2日にわたって載せて下さったものだ。
こちらが気恥ずかしくなるようなお褒めの言葉だが、出演した学生を認めて下さったのが何よりも嬉しい。
断っておくが、藤本氏と私はこれまで特別に親しかったわけではない。本学でお会いしての立ち話が一、二度。それにどこぞの飲み屋さんで偶然にお会いしたことが一度あったか…。

下記に藤本さんが書いて下さった全文を掲載する。


          【参った!立ち直れない】(3月13日記)

ヒトは、あまりにもすごいものを見てしまった時、感動を通り越して腰を抜かすのみ。


          【圧倒的な何か】(3月16日記)

ヒトは圧倒的な知性や美を目の当たりにした時、畏敬の念を超えて平伏したくなるのだ。
日曜日の僕がそうだった。大阪音楽大学ミュージカルコースの公演。
終演後のロビーで、脚本・作詞・演出の羽鳥先生に挨拶したのだが、ひざまづきたくなったよ。僕は、
大変な知性に裏打ちされた世界観とそのあまりにも美しい表現に圧倒されていたのだ。
また、それを具現化する学生達にも。
18.19.20の若さで、あそこまで深い作品理解とそれを表現する力!恐るべし。
いつもは長い文章を書くけど、ここでそんなことをしたら野暮としか言いようがない。
「すごいものを観た」というのは違うな。「体験した」が正しい。

感染拡大を恐れる大学当局の立場も解らなくはないが、厳しい入場制限のため、満席にも関わらずあの場に居合わせた観客は多くない。僕は教員の特権で入れたけど、どれだけ金を積んでもかなうことのない体験をすることができた幸運!

「荒唐無稽な物語」とプログラムにあるが、これはおそらく作者の意図的な表現。今日の世界でまさに「リアルで普遍的な物語」だ。
食べていない人に料理の味を説明するのに似ていて、書いていてもどかしい。いつか、この作品を世界中の多くの人が体験できたら良いのに、と思った。