グローバルナビゲーションへ

本文へ

ローカルナビゲーションへ

フッターへ



HOME >  記事 >  第7回「化け物だらけのクリエイティブタウン」(井上智映子⑤)

第7回「化け物だらけのクリエイティブタウン」(井上智映子⑤)


後期の授業として新作ミュージカルの制作がスタート。個性豊かな講師陣の化けの皮?が剥がれる。演技講師は作家、演出家へ。ヴォーカル講師は作曲家、音楽監督へ。ピアニストは作曲家、編曲家。ピラティス、ジャズ講師は振付家へ。いやいや、皆さん色々出来過ぎですよ。何刀流ですか?しかも、俳優として出演するかも?って。化け物だらけだ。いや、様々な事ができるクリエイター達だからこそ作り出せるものがあるのか。

作家がゼロ・ベースから書いた台本。その内容、流れ、情景、意図に加え、俳優陣の技量なども考慮して、作曲家は曲をつくり、振付師は振り付けを行う。これら一連の作業が授業内でも行われるという事実。学生たちは日々作品が産み出されていく瞬間に立ち会う。

その学生たちが手を挙げ、作品内のキャラクター設定に別案を提示してきた。真剣に耳を傾ける講師陣。学生も教員も関係ない。議論が行われる。作品に関わる10代から60代の一人一人がいい作品を作りたい、お客様にいいものを届けたいという想いに満ち満ちている。なんて素敵な環境! クリエイティブタウン!

えーじゃないか。えーじゃないか。ワクワクするぞ。ゾクゾクするぞ。

ミュージカル制作に興味がある作家、作曲家、振付師の方々にも見て欲しいなー。
授業見学、どなたでも応募可。


井上 智映子(講師)

愛媛県出身。徳島文理大学卒業。フルート専攻で大学に入学後、在学中にミュージカル俳優を志し声楽科へ編入。徳島文理大学卒業後は公立中学校音楽教員を経て、劇団四季へ入団(2010~2023)。「ライオンキング」ラフィキ役、シェンジ役、「バケモノの子」宗師役、「ウィキッド」産婆役、「マンマミーア」他、歌番組、CM等にも出演。俳優活動の他、カンパニーのコーラス指導や、後輩育成にも力を注ぐ。

▸詳しいプロフィールはこちら