Come on！私たちのステージへ～「学生オペラ『ドン・ジョヴァンニ』」注目ポイントを解説！
「ドン・ジョヴァンニ」に出演する声楽専攻生
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大阪音楽大学の学生オペラ「ドン・ジョヴァンニ」が2025年2月8日（土）と9日（日）、ザ・カレッジ・オペラハウスで上演されます。大阪音楽大学大学院声楽研究室1年、山田美樹さん（ソプラノ）による3つの注目点を紹介します。
私が解説します！
山田美樹（大学院1年・声楽研究室）
大阪大学医学部医学科卒業。研修医の傍らピアノから声楽へ転向し、大阪音楽大学専攻科声楽専攻を経て同大学院声楽研究室オペラ系1年在学中。第30回KOBE国際音楽コンクール最優秀賞及び兵庫県教育委員会賞。第3回日本国際音楽コンペティショングランプリファイナル第2位。第25回万里の長城杯国際音楽コンクール第2位。オペラでは『フィガロの結婚』バルバリーナ、『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ、ドンナ・アンナ、『ヘンゼルとグレーテル』眠りの精、露の精などで出演。声楽、ピアノの双方においてオーケストラとの共演多数。
大阪大学医学部医学科卒業。研修医の傍らピアノから声楽へ転向し、大阪音楽大学専攻科声楽専攻を経て同大学院声楽研究室オペラ系1年在学中。第30回KOBE国際音楽コンクール最優秀賞及び兵庫県教育委員会賞。第3回日本国際音楽コンペティショングランプリファイナル第2位。第25回万里の長城杯国際音楽コンクール第2位。オペラでは『フィガロの結婚』バルバリーナ、『ドン・ジョヴァンニ』ドンナ・エルヴィーラ、ドンナ・アンナ、『ヘンゼルとグレーテル』眠りの精、露の精などで出演。声楽、ピアノの双方においてオーケストラとの共演多数。
ここに注目①
“個性豊かな登場人物たち”
女性とあらば誰でも口説く騎士ドン・ジョヴァンニ。彼を取り巻く3人の女性はそれぞれ異なるキャラクターを持ちます。
殺された父の復讐に燃えつつも複雑な思いを秘めたドンナ・アンナ（婚約者ドン・オッターヴィオとも心がすれ違い…）。ジョヴァンニへの愛と憎しみに揺れるひたむきな女性ドンナ・エルヴィーラ。マゼットとの結婚式当日にも関わらずジョヴァンニに魅了されそうになるツェルリーナ。
それぞれの女性との関わりの中でジョヴァンニの人物像が浮き彫りになってきます。また、ジョヴァンニと彼の従者レポレッロとの関係性も見所のひとつです。
モーツァルトの音楽はそんな登場人物たちのキャラクターや心情を雄弁に語ってくれます。どの登場人物にも、国や時代を超えて現代に生きる我々にも共感できる点があると思いますので是非お楽しみ下さい。
殺された父の復讐に燃えつつも複雑な思いを秘めたドンナ・アンナ（婚約者ドン・オッターヴィオとも心がすれ違い…）。ジョヴァンニへの愛と憎しみに揺れるひたむきな女性ドンナ・エルヴィーラ。マゼットとの結婚式当日にも関わらずジョヴァンニに魅了されそうになるツェルリーナ。
それぞれの女性との関わりの中でジョヴァンニの人物像が浮き彫りになってきます。また、ジョヴァンニと彼の従者レポレッロとの関係性も見所のひとつです。
モーツァルトの音楽はそんな登場人物たちのキャラクターや心情を雄弁に語ってくれます。どの登場人物にも、国や時代を超えて現代に生きる我々にも共感できる点があると思いますので是非お楽しみ下さい。
ここに注目②
“豪華な指揮者と演出家”
写真左から瀬山智博氏（指揮）、井原広樹氏（演出）
指揮の瀬山先生はウィーン在住で海外の歌劇場でもご活躍されており、膨大な知識と経験に基づいた熱心なご指導をして下さっています。スコアからこれだけ多くの情報を読み取れるのかと大変勉強になります。瀬山先生のモーツァルトは軽快かつ情熱的で、物語の情景や登場人物の内面を生き生きと描き出して下さいます。
演出の井原先生は数多くの作品を手掛けていらっしゃる有名演出家で、先生の解釈の深さやその表現の仕方は目から鱗のことばかりです。レチタティーヴォ・セッコ（音付きの台詞）の細かいニュアンスから所作や演技に至るまで、どう歌い演じればより効果的に伝えられるのか丁寧に教えて下さいます。合唱へもキャストとは一味違う演じ方をご指導下さり、合唱も集団としての役割を果たすと同時に1人1人の個性が輝いていますので是非ご注目下さい。また、舞台も美しく視覚的にもお楽しみ頂けると思います。
演出の井原先生は数多くの作品を手掛けていらっしゃる有名演出家で、先生の解釈の深さやその表現の仕方は目から鱗のことばかりです。レチタティーヴォ・セッコ（音付きの台詞）の細かいニュアンスから所作や演技に至るまで、どう歌い演じればより効果的に伝えられるのか丁寧に教えて下さいます。合唱へもキャストとは一味違う演じ方をご指導下さり、合唱も集団としての役割を果たすと同時に1人1人の個性が輝いていますので是非ご注目下さい。また、舞台も美しく視覚的にもお楽しみ頂けると思います。
ここに注目③
“学生オペラならではの魅力”
昨年度公演〈フィガロの結婚〉の様子
キャスト、合唱、オーケストラ、舞台スタッフの全てが大阪音楽大学の学生で構成されており、大音の力を総結集させたオペラとなっています。総合芸術であるオペラを様々な側面から学ぶことができる大音の環境はとても恵まれていると感じます。
ドン・ジョヴァンニ役の2人はその美声と存在感で観客をも魅了してくれることでしょう。レポレッロはコミカルな演唱で和ませてくれます。ドンナ・アンナは特に歌唱の難易度が高いですが是非ご期待下さい。ドン・オッターヴィオのノーブルなアリアも必聴です。ドンナ・エルヴィーラは正義の女性として最後までジョヴァンニに更生を訴えかけます。ツェルリーナとマゼットのカップルの行く末にもご注目下さい。騎士長は物語の鍵を握ります。
学生1人1人がそれぞれの役割を果たす中で自身の目標に向き合い自分を高めようと努力しています。そして全員でひとつのものを作り上げ、お客様にお届けする喜びを分かち合いたいと思います。是非応援に来て頂けますと嬉しいです。一同オペラハウスにてお待ちしております！
ドン・ジョヴァンニ役の2人はその美声と存在感で観客をも魅了してくれることでしょう。レポレッロはコミカルな演唱で和ませてくれます。ドンナ・アンナは特に歌唱の難易度が高いですが是非ご期待下さい。ドン・オッターヴィオのノーブルなアリアも必聴です。ドンナ・エルヴィーラは正義の女性として最後までジョヴァンニに更生を訴えかけます。ツェルリーナとマゼットのカップルの行く末にもご注目下さい。騎士長は物語の鍵を握ります。
学生1人1人がそれぞれの役割を果たす中で自身の目標に向き合い自分を高めようと努力しています。そして全員でひとつのものを作り上げ、お客様にお届けする喜びを分かち合いたいと思います。是非応援に来て頂けますと嬉しいです。一同オペラハウスにてお待ちしております！
Text / 山田美樹（大学院1・声楽研究室）
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公演のお知らせ
第36回 大阪音楽大学学生オペラ「ドン・ジョヴァンニ」
公演日時：2025年2月8日(土)・9日(日) 14時00分 開演（13時15分 開場）
会場：🔗ザ・カレッジ・オペラハウス
Program：作曲/W.A.モーツァルト 全2幕・原語(イタリア語)上演字幕付「Don Giovanni（ドン・ジョヴァンニ）」
入場料：一般:2,500円（税込）
※高校生以下、本学の在学生・教職員（演奏員は除く）・研究生・科目等履修生は無料です。
※前売発券期間は2月7日（金）正午まで。当日券の有無は公演日の午前中までにお知らせいたします。
※やむを得ない事情により、曲目・出演者・開演時間・開催日を変更することがあります。
※未就学児のご入場をお断りいたしております。
公演日時：2025年2月8日(土)・9日(日) 14時00分 開演（13時15分 開場）
会場：🔗ザ・カレッジ・オペラハウス
Program：作曲/W.A.モーツァルト 全2幕・原語(イタリア語)上演字幕付「Don Giovanni（ドン・ジョヴァンニ）」
入場料：一般:2,500円（税込）
※高校生以下、本学の在学生・教職員（演奏員は除く）・研究生・科目等履修生は無料です。
※前売発券期間は2月7日（金）正午まで。当日券の有無は公演日の午前中までにお知らせいたします。
※やむを得ない事情により、曲目・出演者・開演時間・開催日を変更することがあります。
※未就学児のご入場をお断りいたしております。
