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4つのゼミについて




地域アートゼミ

ゼミ担当教員
小島 剛 特任准教授〔アートコーディネーター〕

主に音楽やアートを使って地域社会の課題に関わるプロジェクトを立ち上げて、実践していきます。


過年度は地域に音大生が地域の様々な人達との交流を目的とした公園やストリートでのセッションイベント『オープンマイクパーク』と、地域市民とバンドを結成して交流を深める『庄内ストリートバンド』を実施しました。またその前には在日外国人高校生に向けた母国語でのラップワークショップや子どもがメニューを考えて料理を提供する『子どもの食堂』(音大生によるBGM付き)など、地域社会の課題に向き合う取組をおこなってきました。

今年はこれまでの取り組みの課題を共有しながら継続していくことでも良いですし、自分の興味に応じて新たにプロジェクトを立ち上げることも可能です。いずれもグループで企画立案から小さな現場での実践(必要に応じてワークショップの進行や広報、音響機材の準備や操作などを含む)を積み重ね、各回毎に目標と課題を共有していきます。さらに必要に応じて市民だけでなく、地域団体や民間企業、学校、行政機関など様々な周辺組織と協働して進めていくことも考えていきます。

またこれらのプロジェクトを進めるにあたっては、その目的や規模に応じて各種助成金を獲得することも考えており、そのための提案書や報告書作成の指導も行います。

ここでの演習を通じて、社会の多様な有り様を学ぶだけでなく、実践を通じて様々な人々の感動や感謝をダイレクトに感じれる機会になると思います。より詳しく知りたい人は個別に相談に乗ります。

▶ 〔関連サイト〕地域アートゼミFacebookページ(「Facebook」にリンク)

#キーワード
社会包摂/アートプロジェクト/まちづくり/助成金/ワークショップ/庄内/南部活性化/南部ブラザーズ

担当教員からのmessage

この専攻では、音楽を地域やコミュニティを活性化させるためのメディアとして活用する方法を学生自らが考えて実践していきます。

社会が多様化する現代においては、音楽と人との関わり方も大きく異なってきました。地域に根ざしたアーティストの登場やワークショップ形式による市民への演奏参加機会の提供、地域の施設を活用して多様な人たちが出会い、気軽に楽しめるような場作りのための仕掛けなど、今や音楽の鑑賞や体験の行為が、まちづくりや地域の活性化のためのコミュニティツールとして使われるような活動が増えています。

しかし、音楽の専門的な知識を持たず、また地域性を見逃しては単なる”にぎやかし”のためのイベントに陥りがちです。より効果的で面白い企画をつくるためには、地域社会の特性や課題を把握しながら、自分たちが持っているリソースや手法、音楽知識をどのように活用すればより効果的な企画になるのかを「なぜ?」「誰のため?」「どのように?」といった問いに丁寧に向き合いながら考えていくことが重要になります。

そのために、この専攻では地域のリサーチやステイクホルダーとの対話を重視して進めていきます。様々な事例に直接出会い関係者や地域住民の多様な価値観や考え方を学んでいく中で、自分たちの企画力を高め、住民にとっての「幸せな音楽」のあり方を提示していきます。

そしてここでの学びは音楽業界はもとより、教育、福祉、まちづくり、企業のCSR活動など様々な仕事の中で生かすことができるでしょう。





舞台マネジメント ゼミ

ゼミ担当教員
松田 淳一 特任教授〔舞台芸術全般の制作プロデューサー、舞台監督〕

最終目標=「イベントに必要な目標達成能力を身に付ける」。


目標達成能力は次の5つの能力を合わせたモノです。

#1 《目的を明確にする能力》
  目的とは「何が大事か」です。

#2 《ヴィジョンを具体的に思い描く能力》
  ヴィジョンとは「どんな形を願っているか」です。

#3 《目標を適切に設定する能力》
  目標とは「何をモノサシにするか」です。

#4 《計画を効果的に立案する能力》
  計画とは「能力・人間関係・お金・時間をどう使うか」です。

#5 《実行する能力》
  実行とは「何をしているか」です。

この全てに一貫性を通すのが、目標達成能力です。これらの能力を身に付けるために、次のようなアクションを起こします。

オペラ、ミュージカル、演劇、ダンス、コンサート等の舞台作品を企画・制作・運営していく工程中に起こる出来事、または問題を解決してゆくスキルを学び、あらゆるシーンに対応出来るゼネラリストを育成するとともに、企画・制作及び、舞台技術に特化した領域のスペシャリストを、同時に育成していく授業を展開していきます。

ゼミでは既に、ミュージカル、邦楽演奏会、ドリームコーラスコンサート等、他専攻とのコラボレーションを始めています。これらの依頼は、舞台進行、照明、企画、制作、音響等の部分的依頼から、企画プランニングから技術的な領域まで依頼されているモノもあり、多様な依頼内容になっています。それは、まさに業界で行われている仕事の現場と同じであるわけです。今後の方向性としては、依頼を受けたら断らないことと、同時に攻めていく態勢を貫いていきます。

その攻めの一つとして、「有料コンサート」の企画・制作・運営を積極的に行います。「有料コンサート」を企画・制作するということは、先に示した「目標達成能力を身に付ける」ことの実践となります。#1~#5までのミッションが遂行できれば、必ず結果が出るモノです。「有料コンサート」はイベントやプロモーション業界への就職を考えている人にとっては、貴重な実践の場となるはずです。

#キーワード
音響/照明/舞台/有料コンサート

担当教員からのmessage

皆さんがこのゼミを終了する時のイメージは、アーティストとオーディエンスを結びつける、有機的なインターフェイスになる資質を身につけていることです。それには、ただ単に知識や技術の蓄積だけではなく、舞台芸術の現場で何が行われ、何が起こっているのかを認識し、そこに自らの理念や信念といったものを反映させることで、結果を導き出していくことが必要になります。

本ゼミでは、オペラ、バレエ、ミュージカル、コンサート、演劇等の舞台芸術やエンタティメントの世界で、実際に何が行われていて、そこに関わる舞台、照明、音響等の様々な領域の機能や技術について、広く深く理解することで、卒業後の自分の未来像をイメージできるように、より具体的な授業を展開していきます。

皆さんが将来の「夢」を見つけられるように、多彩な領域のカリキュラムを用意しています。そのなかに必ず皆さんの「夢」を見つけることができるはずです。それを見つけることが出来れば、「夢」=「仕事」のスタートです。

キーワードは、「楽しむ」です。アーティストからオーディエンスへ伝えたいモノ、オーディエンスからアーティストへ伝えたいモノの狭間で、技術と感性をよりどころとして、仕事をしていく上で「楽しむ」気持ちが無ければ、伝わるモノも伝わらなくなります。アーティストが100%かと云うと、そうではありません。むしろ、チケットを購入して会場に足を運んでくれるオーディエンスの方が、大切であることに間違い有りません。

ここで2者に挟まれる形で、あなたの真価が問われることになります。この状況を「辛い」と感じるか「楽しい」と感じるかで、あなたの「夢」=「仕事」の図式が違ってきます。この「楽しむ」という気持ちを、将来の「仕事」のなかで持ち続けられるように、四年間、技術と感性を磨いていきましょう。





広報マネジメント ゼミ

ゼミ担当教員
渡邊 未帆 准教授〔放送ディレクター、ミュージシャン、音楽研究者〕

地域の音楽文化創生のためのイベントの企画/広報に取り組む。


地域の音楽文化創生のためのイベントの企画/広報、そして地域の人と音楽でコミュニケーションをするための音楽ワークショップなどに取り組みます。つねに開かれたオルタナティブな発想を大切にしていきたいと思います。まずは自分が心から楽しまないと、人を楽しませることはできません。楽しく、自由な発想を大切にやっていきましょう!

✅ 阪急宝塚線ミュージック駅伝MOT!事務局運営、京阪中之島線「なにわ橋」アートエリアB1での「ミュージックカフェ企画」、地域音楽ワークショップ実践などに取り組みます。

✅ 第一線で活躍する広告代理店クリエイティブ、アナウンサー、記者の方などを講師に迎え、プロフェッショナルな技術を教えていただきます。

✅ 将来、下記のような仕事をしてみたい人はぜひ!
市役所勤務、ホール勤務、プロデューサー、ディレクター、メディア関係(ラジオ、テレビ、新聞、雑誌)など

#キーワード
広報/企画/取材/ラジオ/テレビ/新聞/雑誌/鉄道/阪急宝塚線ミュージック駅伝MOT!/ライブハウス

PICK UP) 「阪急宝塚線ミュージック駅伝MOT!」の事務局運営について

公式サイトはこちら ▸ https://musicekidenmot.org

●概要
阪急宝塚線沿線の音楽文化を創出することを目的としたプロジェクト「阪急宝塚線ミュージック駅伝MOT!」を場に、ホール関係者、鉄道関係者、メディア関係者などと実際に接しながら、実践的に企画・制作・運営・広報に必要なスキルを学びます。MOT! フリンジイベント(ライブハウス、野外ライブetc.…)の企画立案・実践も歓迎します。

●身につけられる力
企画・制作・運営・広報に必要な3つのスキルを身につけます。

①リサーチ力
何をするにでもアイディアを出すための土壌づくりが大切です。誰に向けて、何を、何のために、どのように情報発信するのか?それを明確にするために必要なリサーチをします。

②スケジュール・マネジメント力
「企画」や「広報戦略」を立案することとは単にアイディアを出すことではありません。それを実現するためには計画が必要です。スケジュールを立て、グループをマネジメントしながら実践していきましょう。

③表現力・コミュニケーション力
企画の価値を作り、話題を作るのは「言葉」です。言葉の表現力とスキルを身につけましょう。企画書、プレスリリース、メール、案内文、取材記事、取材応答、MC原稿、報告書など、企画実践に必要な文書の書き方、表現の仕方を学びます。杓子定規な表現ではなく、自分の言葉で発信する力が大切です。それが仲間や仕事相手やお客さんの心を動かし、コミュニケーションを円滑にしていきます。

●年間スケジュール(目安)
4月
スケジュール立案

5月
広報戦略考案 イベント企画立案 協賛・後援獲得

6月
広報戦略考案 イベント企画立案 協賛・後援獲得

7月
プレスリリース作成 記者会見

8月
広報コンテンツ作成 イベント企画進行

9月
広報コンテンツ作成 イベント企画進行

10月
MOT!会期 取材/メディア対応

11月
MOT!会期 取材/メディア対応

12月
MOT!会期 取材/メディア対応

1月
報告書作成





メディアデザイン ゼミ

ゼミ担当教員
江南 泰佐 特任准教授〔音楽家〕

coming soon...!