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楽器分類


楽器分類

当館は、E.v.ホルンボステルとC.ザックス著の「楽器分類学1914」に基づいて楽器分類を行っています。発音のしくみを基本に、形状や奏法の違いにも重点を置いています。

気鳴楽器 Aerophone

  • トランペット・ホルン属:管内が円筒または円錐形で、奏者の唇の振動によって発音する。
  • 単打簧笛属:一枚のリードの振動によって発音する。
  • 複簧笛属:二枚のリードの振動によって発音する。
  • 自由簧笛属:吸っても吹いても振動する自由なリードによって発音する。
  • 縦笛属:管の上端開口部の縁に息を吹きつけて発音する。
  • 刻笛属:管の上端V型エッジに息を吹きつけて発音する。
  • 嘴笛属:通息口から側面に設けたエッジに息を吹きつけて発音する。
  • 横笛属:管の側面孔の縁に息を吹きつけて発音する。
  • パンパイプ属:複管で、各管の上端開口部の縁に息を吹きつけて発音する。
  • 自由気鳴楽器属:管を持たず、空気(息)の流れによって発音体を振動させる。

弦鳴楽器 Chordophone

  • 棒型ツィター属:棒に張った弦の振動によって発音する。
  • 筒型ツィター属:筒に張った弦の振動によって発音する。
  • 長板胴ツィター属:長形板に張った弦の振動によって発音する。
  • 板型ツィター属:板に張った弦の振動によって発音する。
  • 短棹リュート属:共鳴胴に棹(ネック)をつけて、張った弦の振動によって発音する。棹は胴より短い。
  • 長棹リュート属:共鳴胴に棹(ネック)をつけて、張った弦の振動によって発音する。棹は胴より長い。
  • リラ属:共鳴胴から出た2本の腕木に横棒を渡して、共鳴胴と横棒の間に張った弦の振動によって発音する。
  • 弓型ハープ属:共鳴胴を延長した弓型の棹(ネック)から響板に対して垂直に張った弦の振動によって発音する。
  • 竪型ハープ属:共鳴胴と棹(ネック)が折れ曲がった関係にあり、響板に対して垂直に張った弦の振動によって発音する。

体鳴楽器 Idiophone

  • 合撃体鳴楽器:一対の楽器を打ち合わして発音する。
  • 打撃体鳴楽器:ばちなどで打って発音する。
  • 踏撃体鳴楽器:足で踏んで発音する。
  • 搗撃体鳴楽器:地面などに叩きつけて発音する。
  • 振撃体鳴楽器:振って発音する。
  • 擦奏体鳴楽器:刻みのある表面を擦って発音する。
  • 撥奏体鳴楽器:はじいて発音する。
  • 摩擦体鳴楽器:摩擦によって発音する。

膜鳴楽器 Membranophone

  • 浅型単面鼓属:膜直径より胴の短い開胴単面鼓。
  • 深型単面鼓属:膜直径より胴の長い開胴単面鼓。
  • 浅型釜鼓属:膜直径より胴の短い閉胴単面鼓。
  • 深型釜鼓属:膜直径より胴の長い閉胴単面鼓。
  • 浅型両面鼓属:膜直径より胴の短い両面鼓。
  • 深型両面鼓属:膜直径より胴の長い両面鼓。

楽器以外の立体資料

楽器に付随して用いる付属品と、楽器以外の資料に2分類しています。

・付属:楽器に付随して用いる付属品。 バチ、台、部品など。
・その他:発音体を持たない立体資料。 人形、玩具、仮面、タペストリーなど。