建学の精神・目的および使命・教育理念・教育目標
建学の精神
1915年(大正4年)永井幸次先生が「新音楽新歌劇ノ発生地タラン」と大阪音楽学校を創立。その理念を脈々と受け継いで、今では大学、短大、大学院を擁した関西唯一の音楽単科大学として延べ3万3千人を超す音楽人を世界へ送り出しています。クラシックだけでなくジャズ、ポピュラー、邦楽といった専攻・コースを設けるなど、一人ひとりの個性と時代のニーズに応えた教育を行っています。
創立者 永井幸次
学校法人 大阪音楽大学 建学の精神
目的および使命
大学
本学は広く音楽に関連する知識を授けるとともに、深く専門の学芸を教授研究し、知的・道徳的及び応用能力を展開させ、音楽人すなわち音楽の発展に貢献できる良識ある人材を育成することを目的並びに使命とする。(大学学則第1条より)
短大
本学は音楽に関する実際的な専門職業に重きを置く短期大学教育を施し、音楽を通じて良き社会人を育成することを目的並びに使命とする。(短大学則第1条より)
人材養成及び教育研究上の目的
大学
本学は世界に広がる音楽文化や関連諸領域を広量な精神をもって理解、摂取し、時代を革新する創造的な音楽の発信者や音楽文化の担い手となる、高い能力と幅広い人間力を備えた、良識ある人材を育成するため、次の各号に掲げる事項を教育目標とする。
- 世界の音楽、並びに音楽に関連するもろもろの芸術や学問を幅広く身に付けた、広量な精神を持つ人材の育成
- 世界の音楽文化の知と技を確実に継承しつつ、時代を革新する創造的な音楽を生み出し、広く社会に発信できる、創造性あふれる人材の育成
- 音楽を通して培われる豊かな感性と人間力によって、多くの人々から信頼を受け社会を牽引できる人材の育成
- 世界に広がる様々な音楽文化の意義や価値、さらには音楽の深い精神性を伝えることのできる教育能力を備えた人材の育成
短大
本学は世界に広がる音楽文化を広量な精神をもって理解、摂取し、時代に先駆けた創造的、実験的な音楽の発信者や音楽文化の担い手となる、幅広い人間力と専門性を備えた人材を育成するため、次の各号に掲げる事項を教育目標とする。
- 世界の音楽、並びに音楽に関連するもろもろの芸術・学問を身に付けた進取の精神を持った人材の育成
- 知性と洞察力をもって、変貌する社会や音楽に積極的に関われる人材の育成
- 時代に先駆ける進取の音楽性を核とした豊かな人間性によって多くの人々から信頼を受け、社会を牽引できる人材の育成
- 変貌する音楽の現在や未来の可能性を伝えることができる教育能力を備えた人材の育成
大学院
大学院は音楽芸術に関する理論、技術及びその応用を教授研究するとともに、専攻分野における高度な研究能力はもとより豊かな人間性、国際性を備えた音楽人を養成することを目的とし、次の各号に掲げる人材の養成を教育目標とする。
- 専門分野における高い能力を有する作曲家、音楽研究者、演奏家の養成
- 音楽についての高度な実践能力と専門的かつ広い学識を有し、関連する職業等で活躍できる音楽人の養成
- 文化の創造、発展に寄与することのできる広量な精神をもつ音楽人の養成
大阪音楽大学の教育理念・教育目標
大阪音楽大学 3つのポリシー
大阪音楽大学音楽学部は、創立者が建学の精神に込めた志を実現するため、「世界に広がる音楽文化や関連諸領域を広量な精神をもって理解、摂取し、時代を革新する創造的な音楽の発信者や音楽文化の担い手となる、高い能力と幅広い人間力を備えた、良識ある人材の育成」を教育目標としています。音楽学部は、この目標の達成に不断に取り組むため、次の3つのポリシーを定めて学内の諸制度等の点検と改善を継続的に行っています。
ディプロマ・ポリシー
大阪音楽大学音楽学部は、教育目標に定める人材育成に基づき、所定の期間にわたり在学して所定の単位を修め、次の能力や知識を修得した者に対し学位を授与します。
Ⅰ.主に音楽の分野に関わる知識・能力等
- 専攻の特性に応じた専門の知識、技能、表現性を系統立てて身に付け、それらを応用・展開できる。
- 専門の知識や技能、表現性を支える音楽の総合的な基礎能力と基礎知識がある。
- 音楽を通して、物事を多様な観点から考察し、判断する姿勢が身に付いている。
- 主体的な取り組みを通じて、自らが課題を設定し、解決することができる。 Ⅱ.主に社会人としての資質に関わる能力・知識等
- 心身の健康保持・増進を図りながら、他者と協調・協働し、自らが社会と積極的に関わっていくための基本的な力と責任感を備えている。
- 英語の実践的な運用能力、または他の外国語の基礎的な運用能力があり、異文化を理解する姿勢を備えている。
カリキュラム・ポリシー
大阪音楽大学音楽学部に音楽学科を置き、履修上の区分として、作曲、ミュージッククリエーション、地域創生ミュージックマネジメント、ミュージックビジネス、声楽、ピアノ(ピアノ、ピアノ演奏家特別の2コース)、管楽器(管楽器、管楽器演奏家特別の2コース)、打楽器(打楽器、打楽器演奏家特別の2コース)、弦楽器(弦楽器、弦楽器演奏家特別の2コース)、ギター・マンドリン、邦楽、ジャズ、ポピュラーエンターテインメント(シンガーソングライティング、ヴォーカルパフォーマンス、ポピュラーインストゥルメントの3コース)の13の専攻を設けます。各専攻とも、以下の方針に基づいてカリキュラムを編成します。
Ⅰ.音楽に関する専門教育科目を次のように構成します。
Ⅲ. 上記に示される事項は、試験・レポート等、各授業において定める方法により、次の基準に従って厳正に評価します(ただし、習熟度別科目または習熟度別クラスを設ける科目では、成績評価に対応する100点法評点の範囲を変更することがあります)。
- 各専攻の専門教育科目(必修)については、個人指導による音楽実技科目または小規模クラスの演習科目を中心に、学士課程の全体を通して専門の知識、技能、表現性を系統的・段階的に修得し、社会で活躍するための応用・展開力を身につけます。
- 音楽基礎科目(音楽理論、音楽通論、ベーシック・ミュージック・セオリー、和声法、ソルフェージュ、ベーシック・ミュージック・エレメンツ、副科鍵盤楽器または副科鍵盤楽器演習、副科声楽演習、合唱、西洋音楽史概説、日本伝統音楽概説、諸民族の音楽)については、各専攻において指定する科目を学士課程の前半に学ぶことを原則とし、音楽の総合的な基礎能力と基礎知識を向上させます。
- 専門教育科目(選択)では、各自の志向や卒業後の活動を視野に入れて履修し、学習基盤を充実させるとともに、音楽を多様な視点で捉え、判断する力を身に付けます。専攻に関連する科目に重心を置いて関連する他の分野を学ぶこと、また、専攻にこだわらず多様な分野を学ぶことができます。
- 最終セメスターには、卒業作品、卒業演奏または卒業研究(論文)を課します。担当教員の指導のもとに、学生は「何を表現(探求)し、どう伝えるのか」について自ら目標を設定し、主体的な取り組みと目標の達成を通じて、各自の専門分野の学習を総合する技能と表現力を養います。
Ⅱ.音楽に関する専門科目と並行して、一般教育(導入及びキャリア教育を含む)、外国語、保健体育の各科目を次のように構成します。
- 一般教育科目では、自己のあり方と社会との関わりについて考えること、及び幅広い知識と思考法の吸収によって将来の基礎を形成することを重視します。また、導入教育及びキャリア教育では、外国語科目や音楽の専門教育科目の教員と連携し、次の目的のもとに複数の演習科目を設けます。
(1)大学での学習の仕組みに慣れ、自ら学習計画を立て、主体的な学びを実践する姿勢を養う。
(2)大学における学びの基礎として、日本語の理解力と文章表現力を身に付ける。
(3)グループワーク、グループディスカッションを通じてコミュニケーション力とプレゼンテーション力を高め、責任をもって課題に
取り組む姿勢を養う。。
(4)自己のキャリア形成への意識を高め、教育課程を通して学内外における自己開発を促す。
(5)さまざまなジャンルの音楽的体験を通じて、音楽や文化の多様性を理解する姿勢を養う。
保健体育科目では、有意義な学生生活を送るため、講義と運動・スポーツの実習を通じて、身体能力と体力の向上及び健康の保持・増進を図るとともに、物事に計画的・積極的に取り組む姿勢を育成します。
- 外国語科目では、各自が選んだ1カ国語(8単位)または専攻により英語(8単位)を必修とします。既習の英語については実践的な運用能力の向上、初めて習う外国語については基礎的な運用能力の育成に重点を置き、いずれも学習を通じて価値観の異なる文化への理解を促進します。また、各自の志向と必要性に応じ、必修外国語の修得後に、同一外国語の継続履修もしくは他の外国語の履修、または必修外国語と並行して他の外国語を履修することができます。
- 保健体育科目では、講義と運動・スポーツの実習を通じて、身体能力と体力の向上及び健康の保持・増進を図るとともに、物事に計画的・積極的に取り組む姿勢を育成します。
Ⅲ. 上記に示される事項は、試験・レポート等、各授業において定める方法により、次の基準に従って厳正に評価します(ただし、習熟度別科目または習熟度別クラスを設ける科目では、成績評価に対応する100点法評点の範囲を変更することがあります)。
成績評価 | 100点法評点 | 修得状況 |
秀 | 100~90点 | 目標とする知識・技能等を修得し、それを応用・発展させることができる |
優 | 89~80点 | 目標とする知識・技能等を修得し、それを活用できる |
良 | 79~70点 | 目標とする知識・技能等を修得している |
可 | 69~60点 | 目標とする基礎的な知識・技能等を修得している |
不可 | 60点未満 | 目標とする知識・技能等を修得できていない |
アドミッション・ポリシー
音楽学部音楽学科は、学士課程の教育を受けるにふさわしい専門的技能と表現力、及び高等学校までの学習全般における基礎的な知識と思考力をもち、かつ、周囲の人たちと協調性をもって積極的に学ぶ意欲のある人を受け入れます。
音楽学部の1年次入学者選抜は、多様な人材の受け入れに対応するため、「総合型」「学校推薦型」「一般」の種別を設け、各選抜は専門科目(実技等)を中心として、音楽基礎科目(ソルフェージュ・楽典・鍵盤楽器)、国語、英語、調査書、面接(自己PRシートを含む)、小論文の中から、表1に示す組み合わせで実施します。各選抜における評価項目の配点割合は表2のとおりです。なお、海外からの留学生に関する選抜方法等の内容は別に定め、適切な教育・指導を行えると判断できる場合に受け入れます。
入学後は専門とする科目に加えて、音楽に関する幅広い知識と実践力を修得すること、さらに外国語及び一般教養に関する教育を通じて、幅広い視野とコミュニケーション力を高めることが求められます。したがって、入学時におよそ次のような学習の内容と水準が必要です。
音楽学部の1年次入学者選抜は、多様な人材の受け入れに対応するため、「総合型」「学校推薦型」「一般」の種別を設け、各選抜は専門科目(実技等)を中心として、音楽基礎科目(ソルフェージュ・楽典・鍵盤楽器)、国語、英語、調査書、面接(自己PRシートを含む)、小論文の中から、表1に示す組み合わせで実施します。各選抜における評価項目の配点割合は表2のとおりです。なお、海外からの留学生に関する選抜方法等の内容は別に定め、適切な教育・指導を行えると判断できる場合に受け入れます。
入学後は専門とする科目に加えて、音楽に関する幅広い知識と実践力を修得すること、さらに外国語及び一般教養に関する教育を通じて、幅広い視野とコミュニケーション力を高めることが求められます。したがって、入学時におよそ次のような学習の内容と水準が必要です。
1.専門科目(実技等)
入学後に各自が専門的に学ぶ実技等の科目については、表現力、技術力、応用力、課題探求力等に一定の水準以上の適性があることを求めます。
2.音楽基礎科目
ソルフェージュ、楽典、鍵盤楽器の3つの音楽基礎科目については、高校で学習済みであること、もしくは本学が実施する音楽基礎科目認定テストにおいて「認定」を取得していること、またはそれと同等な学習水準を求めます。具体的には、高校の専門教育(音楽)における「ソルフェージュ(聴音、視唱)」「音楽理論(楽典)」、「音楽史(西洋音楽史)」「器楽(すべての生徒が履修する鍵盤楽器の独奏)」の各科目について一定水準の習熟度とします。
3.国語及び小論文
国語及び小論文については、文意を的確に理解し、論理的に物事を考える力、及び相手の立場や考え方を尊重した上で、自分の考えについて筋道を立ててまとめることができる文章表現力を求めます(高等学校「現代文A」「現代文B」程度)。
4.英語
英語については、平易な英文(高等学校「コミュニケーション英語II」程度)を辞書なしで読むことができる語彙、文法、読解の力に加え、基礎的な作文力とリスニング力があることを求めます。
入学後に各自が専門的に学ぶ実技等の科目については、表現力、技術力、応用力、課題探求力等に一定の水準以上の適性があることを求めます。
2.音楽基礎科目
ソルフェージュ、楽典、鍵盤楽器の3つの音楽基礎科目については、高校で学習済みであること、もしくは本学が実施する音楽基礎科目認定テストにおいて「認定」を取得していること、またはそれと同等な学習水準を求めます。具体的には、高校の専門教育(音楽)における「ソルフェージュ(聴音、視唱)」「音楽理論(楽典)」、「音楽史(西洋音楽史)」「器楽(すべての生徒が履修する鍵盤楽器の独奏)」の各科目について一定水準の習熟度とします。
3.国語及び小論文
国語及び小論文については、文意を的確に理解し、論理的に物事を考える力、及び相手の立場や考え方を尊重した上で、自分の考えについて筋道を立ててまとめることができる文章表現力を求めます(高等学校「現代文A」「現代文B」程度)。
4.英語
英語については、平易な英文(高等学校「コミュニケーション英語II」程度)を辞書なしで読むことができる語彙、文法、読解の力に加え、基礎的な作文力とリスニング力があることを求めます。
表1 評価科目 ※1
選抜 | 評価項目 | ||||||
専門科目 (実技等) |
調査書・面接 (自己PRシートを含む) |
小論文 | 音楽基礎 科目 |
国語 | 英語 | ||
総合型 | ●※2 | ● | ● | - | - | - | |
学校推薦型 | ●※2 | ● | ●※3 | - | - | - | |
一般 | ● | ● | - | ●※4 | ● | ●※5 | |
後期総合型 | ● | ● | ● | - | - | - |
※1 海外からの留学志願者及び大学・短大卒業(見込み)者等の志願者については別に定めます。
※2 専門科目(実技等)について、本学の「認定」を受けた人、又は本学の指定する高等学校の推薦を受けた人は免除。
※3 本学の指定する高等学校の推薦を受けた人は免除。
※4 志願する専攻に必要な音楽基礎科目について、本学の認定を取得している場合は免除。
※5 公益財団法人日本英語検定協会が実施する実用英語技能検定(英検)において2級以上の検定に合格した人は免除。
※2 専門科目(実技等)について、本学の「認定」を受けた人、又は本学の指定する高等学校の推薦を受けた人は免除。
※3 本学の指定する高等学校の推薦を受けた人は免除。
※4 志願する専攻に必要な音楽基礎科目について、本学の認定を取得している場合は免除。
※5 公益財団法人日本英語検定協会が実施する実用英語技能検定(英検)において2級以上の検定に合格した人は免除。
表2 評価項目の配点※5
選抜 | 配点(10分比) | ||||||
専門科目(実技等)の能力 | 高等学校等の学習成果 | ||||||
評価項目 | 配点 | 評価項目 | 配点 | 評価項目 | 配点 | ||
総合型 | 専門課題※6 | 6 | 調査書及び面接(自己PRシート、同シートに基づくプレゼンテーションを含む | 2 | 小論文 | 2 | |
学校推薦型 | 専門課題※6 | 8 | 調査書及び面接(自己PRシート、同シートに基づくプレゼンテーションを含む | 1 | 小論文 | 1 | |
一般 | 専門課題 | 7 | 調査書及び面接(自己PRシートを含む) | 1 | 国語、 英語 |
各1(計2) |
※5 表1の※1に同じ。
※6 表1の※2のとおり。
一般選抜における音楽基礎科目については、本学入学に必要な水準に達しているかどうかの判定とし、配点は行いません。
※6 表1の※2のとおり。
一般選抜における音楽基礎科目については、本学入学に必要な水準に達しているかどうかの判定とし、配点は行いません。
教育目標
本学は世界に広がる音楽文化や関連諸領域を広量な精神をもって理解、摂取し、時代を革新する創造的な音楽の発信者や音楽文化の担い手となる、高い能力と幅広い人間力を備えた、良識ある人材を育成するため、次の各号に掲げる事項を教育目標とする。
- 世界の音楽、並びに音楽に関連するもろもろの芸術や学問を幅広く身に付けた、広量な精神を持つ人材の育成
- 世界の音楽文化の知と技を確実に継承しつつ、時代を革新する創造的な音楽を生み出し、広く社会に発信できる、創造性あふれる人材の育成
- 音楽を通して培われる豊かな感性と人間力によって、多くの人々から信頼を
受け社会を牽引できる人材の育成 - 世界に広がる様々な音楽文化の意義や価値、さらには音楽の深い精神性を伝
えることのできる教育能力を備えた人材の育成
大阪音楽大学短期大学部の教育理念・教育目標
大阪音楽大学短期大学部の3つのポリシー
大阪音楽大学短期大学部音楽科は、クラシック音楽系や邦楽のコースとともに、ジャズ、ポピュラーエンターテインメント、ミュージカル等、現代の音楽的ニーズに対応する多くのコースを先進的に短期大学の教育課程に組み入れました。これは、創立者が建学の精神に込めた志、即ち教育目標に掲げる「世界に広がる音楽文化を広量な精神をもって理解、摂取し、時代に先駆けた創造的、実験的な音楽の発信者や音楽文化の担い手となる、幅広い人間力と専門性を備えた人材の育成」の実現に向けたものです。大阪音楽大学短期大学部音楽科は、この教育目標の達成に不断に取り組むため、次の3つのポリシーを定めて学内の諸制度等の点検と改善を継続的に行っています。
ディプロマ・ポリシー
大阪音楽大学短期大学部音楽科は、教育目標に定める人材育成に基づき、所定の期間にわたり在学して所定の単位を修め、次の能力や知識を修得した者に対し、短期大学士(音楽)の学位を授与します。
Ⅰ.主に音楽の分野に関わる知識・能力等
- 各自が専門的に取り組む分野の知識、技能、表現性を総合的に身に付けている。
- 音楽全般の基礎的な知識と能力がある。
- 修得した知識と技能を踏まえて、自らが課題を発見し、その解決に向けて努力を続けることができる。
- 音楽を通して、物事を複数の観点から捉える姿勢を身に付けている。
- 心身の健康保持・増進を図りながら、社会と関わっていくための基本的な知識と思考力、責任感を備え、かつ、自己のキャリア形成に積極的に取り組むことができる。
- 英語の一般的な運用能力、または他の外国語の基礎的な知識があり、文化の多様性を理解する姿勢を備えている。
Ⅱ.主に社会人としての資質に関わる能力・知識等
カリキュラム・ポリシー
大阪音楽大学短期大学部音楽科は、履修上の区分として、作曲デザイン、音響照明、声楽、ピアノ、管楽器、弦楽器、打楽器、ギター・マンドリン、邦楽、ジャズ、ポピュラーエンターテインメント、ミュージカルの12のコースに分かれます。各コースとも、学生各自の主体性を尊重した上で、社会の要請に即応できる音楽性と人間性を備えた人材を育成するため、次のようにカリキュラムを編成します。
Ⅰ.音楽に関する専門教育科目を次のように構成します。
- 専門教育科目については、「第一主科目」(各コース固有の個人指導による実技科目)及び「第二主科目」(選択必修科目としての個人指導による実技科目または少人数制の演習科目)を中心に、音楽の専門的な知識、技能、表現性を系統的に修得します。また、第一主科目と第二主科目の組み合わせ方により、複数の実技を並行して学ぶことの他に、一つの実技を深く追求することや、2年次において1年次と異なる実技を学ぶことなど、各自の学習志向や進路目標に応じた学び方ができます。
- 音楽基礎科目については、ソルフェージュ、音楽理論、作曲法、音楽史(世界と日本の音楽を考える)、指揮法、合唱、器楽合奏(含和楽器)、副科声楽、副科鍵盤楽器演習の中から、各コースにおいて指定する科目群を学び、音楽全般の基礎的な知識と能力を身に付けます。
- 「第一主関連科目」は、第一主科目の学習を総合する技能と表現力を育成するとともに、その中で自らが課題を発見し、解決する力を養います。
- 専門教育科目(選択)は、各自の関心や将来の活動分野を視野に入れて履修し、音楽を多様な観点から捉える姿勢を身に付けます。
- 一般教育科目では、先ず次の目的のもとに導入教育及びキャリア教育を行い、その上で、社会人に必要な知識や思考力、判断力の向上を図ります。 (1)短期大学での学習の仕組みを理解し、自らが目標を立てて主体的・計画的に学ぶ姿勢を身に付ける。
- 外国語科目では、各自が選んだ1カ国語(2単位)を必修とします。既習の英語については実践的な運用能力の向上、初めて習う外国語については基礎的な知識の習得に重点を置き、いずれも学習を通じて価値観の異なる文化への理解を促進します。なお、各自の目標や必要性に応じ、必修外国語に加えて、同一外国語または他の外国語の履修を続けることができます。
Ⅱ.音楽に関する専門科目と並行して、一般教育(導入及びキャリア教育を含む)、保健体育、外国語の各科目を次のように構成します。
(2)学びの基礎として、日本語の理解力と文章表現力を身に付ける。
(3)グループワーク、グループディスカッションを通じてコミュニケーション力とプレゼンテーション力を高め、責任をもって課題に
取り組む姿勢を養う。
(4)長期にわたって自己のキャリア形成に取り組むことの重要性を理解する。
保健体育科目では、有意義な学生生活を送るため、自らが運動やスポーツに親しみ、健康の保持に努める姿勢を養成します。
Ⅲ. 上記に示される事項は、試験・レポート等、各授業において定める方法により、次の基準に従って厳正に評価します(ただし、習熟度別科目または習熟度別クラスを設ける科目では、成績評価に対応する100点法評点の範囲を変更することがあります)。
成績評価 | 100点法評点 | 修得状況 |
秀 | 100~90点 | 目標とする知識・技能等を修得し、それを応用・発展させることができる |
優 | 89~80点 | 目標とする知識・技能等を修得し、それを活用できる |
良 | 79~70点 | 目標とする知識・技能等を修得している |
可 | 69~60点 | 目標とする基礎的な知識・技能等を修得している |
不可 | 60点未満 | 目標とする知識・技能等を修得できていない |
アドミッション・ポリシー
大阪音楽大学短期大学部音楽科は、音楽科の教育を受けるにふさわしい専門的技能と高等学校段階までの基礎的な知識と思考力及び周囲の人たちと協調して学ぶ姿勢を有し、目標を定めて不断に努力する人を受け入れます。
音楽科の入学者選抜は、多様な人材の受け入れに対応するため、「総合型」「学校推薦型」「一般」の種別を設け、各選抜は専門実技を中心として、国語、英語、調査書、面接(自己PRシートを含む)、小論文の中から、表1に示す組み合わせで実施します。各選抜における評価項目と配点割合は表2のとおりです。なお、海外からの留学生に関する選抜方法等の内容は別に定め、適切な教育・指導を行えると判断できる場合に受け入れます。
入学後は専門的技能の進展を図るとともに、様々な音楽的知識を身に付けること、さらに一般教養や外国語に関する教育を通じて、社会人に必要な知識、理解力、コミュニケーションやプレゼンテーションの能力などの向上が求められます。したがって、入学時におよそ次のような学習の内容と水準が必要です。
音楽科の入学者選抜は、多様な人材の受け入れに対応するため、「総合型」「学校推薦型」「一般」の種別を設け、各選抜は専門実技を中心として、国語、英語、調査書、面接(自己PRシートを含む)、小論文の中から、表1に示す組み合わせで実施します。各選抜における評価項目と配点割合は表2のとおりです。なお、海外からの留学生に関する選抜方法等の内容は別に定め、適切な教育・指導を行えると判断できる場合に受け入れます。
入学後は専門的技能の進展を図るとともに、様々な音楽的知識を身に付けること、さらに一般教養や外国語に関する教育を通じて、社会人に必要な知識、理解力、コミュニケーションやプレゼンテーションの能力などの向上が求められます。したがって、入学時におよそ次のような学習の内容と水準が必要です。
1.専門科目(実技)
入学後に各自が第一主科目として学ぶ実技については、表現力と技術力に一定の水準以上の適性があることを求めます。
2.国語および小論文
国語および小論文については、文章を読んで理解する力、論理的に物事を考える力、相手の立場や考え方を尊重した上で、自分の考えについて筋道を立ててまとめることができる文章表現力を求めます(高等学校「現代文A」「現代文B」程度)。
3.英語
英語については、平易な英文(高等学校「コミュニケーション英語II」程度)を辞書なしで読むことができる語彙、文法、読解の力に加え、基礎的な作文力とリスニング力があることを求めます。
入学後に各自が第一主科目として学ぶ実技については、表現力と技術力に一定の水準以上の適性があることを求めます。
2.国語および小論文
国語および小論文については、文章を読んで理解する力、論理的に物事を考える力、相手の立場や考え方を尊重した上で、自分の考えについて筋道を立ててまとめることができる文章表現力を求めます(高等学校「現代文A」「現代文B」程度)。
3.英語
英語については、平易な英文(高等学校「コミュニケーション英語II」程度)を辞書なしで読むことができる語彙、文法、読解の力に加え、基礎的な作文力とリスニング力があることを求めます。
表1 評価項目※1
選抜 | 評価項目 | ||||
専門科目 (実技等) |
調査書・面接 (自己PRシートを含む) |
小論文 | 国語 | 英語 | |
総合型 | ●※2 | ● | ● | - | - |
学校推薦型 | ●※2 | ● | ●※3 | - | - |
一般 | ● | ● | - | ● | ●※4 |
後期総合型 | ● | ● | ● | - | - |
※1 海外からの留学志願者及び大学・短大卒業(見込み)者等の志願者については別に定めます。
※2 専門科目(実技)について、本学の「認定」を受けた人、又は本学の指定する高等学校の推薦を受けた人は免除。
※3 本学の指定する高等学校の推薦を受けた人は免除。
※4 公益財団法人日本英語検定協会が実施する実用英語技能検定(英検)において2級以上の検定に合格した人は免除。
※2 専門科目(実技)について、本学の「認定」を受けた人、又は本学の指定する高等学校の推薦を受けた人は免除。
※3 本学の指定する高等学校の推薦を受けた人は免除。
※4 公益財団法人日本英語検定協会が実施する実用英語技能検定(英検)において2級以上の検定に合格した人は免除。
表2 評価項目の配点※4
選抜 | 配点(10分比) | |||||
専門実技の能力 | 高等学校等の学習成果 | |||||
評価項目 | 配点 | 評価項目 | 配点 | 評価項目 | 配点 | |
総合型 | 専門課題※5 | 6 | 調査書及び面接(自己PRシート、同シートに基づくプレゼンテーションを含む) | 2 | 小論文 | 2 |
学校推薦型 | 専門課題※5 | 8 | 調査書及び面接(自己PRシート、同シートに基づくプレゼンテーションを含む) | 1 | 小論文 | 1 |
一般 | 専門課題 | 7 | 調査書及び面接(自己PRシートを含む) | 1 | 国語、英語 | 各1(計2) |
※4 表1の※1に同じ。
※5 表1の※2のとおり。
※5 表1の※2のとおり。
教育目標
本学は世界に広がる音楽文化を広量な精神をもって理解、摂取し、時代に先駆けた創造的、実験的な音楽の発信者や音楽文化の担い手となる、幅広い人間力と専門性を備えた人材を育成するため、次の各号に掲げる事項を教育目標とする。
- 世界の音楽、並びに音楽に関連するもろもろの芸術・学問を身に付けた進取の精神を持った人材の育成
- 知性と洞察力をもって、変貌する社会や音楽に積極的に関われる人材の育成
- 時代に先駆ける進取の音楽性を核とした豊かな人間性によって多くの人々から信頼を受け、社会を牽引できる人材の育成
- 変貌する音楽の現在や未来の可能性を伝えることができる教育能力を備えた人材の育成
大阪音楽大学音楽専攻科の教育理念・教育目的
教育理念
ディプロマ・ポリシー
大阪音楽大学は、音楽専攻科に所定の期間在学し、所定の単位の修得を通じて、音楽に関する専門技術者として、専門分野や関連する職業において活躍し、社会や文化の発展に寄与するための次の能力及び知識を身につけ、「修了演奏」または「修了作品」に合格した者に対し修了を認定します。
大阪音楽大学は、音楽専攻科に所定の期間在学し、所定の単位の修得を通じて、音楽に関する専門技術者として、専門分野や関連する職業において活躍し、社会や文化の発展に寄与するための次の能力及び知識を身につけ、「修了演奏」または「修了作品」に合格した者に対し修了を認定します。
- 明確な主張と優れた表現性をもって音楽を構成できる。
- 高度な音楽的遂行力を有し、目標達成に必要な状況把握力(周囲の状況を認識し、自分がなすべきことを理解する力)と自己管理力を身につけている。
- 音楽と身体表現の結びつき及び舞踊の歴史的・社会的意義を理解している。
- 問題解決に向け、対話を通じて他者と協調・協働し、状況に応じたリーダーシップを発揮できるとともに、必要な情報を入手・活用することができる。
カリキュラム・ポリシー
音楽専攻科は、建学の精神及び音楽専攻科の目的に基づき、音楽学部等における学修をさらに進展させ、確かな音楽実践力と社会人能力をもって実社会において活躍・貢献できる音楽人の育成を教育理念とします。この理念の実現のため次の方針のもとに教育課程を編成します。
音楽専攻科は、建学の精神及び音楽専攻科の目的に基づき、音楽学部等における学修をさらに進展させ、確かな音楽実践力と社会人能力をもって実社会において活躍・貢献できる音楽人の育成を教育理念とします。この理念の実現のため次の方針のもとに教育課程を編成します。
- 個人指導による音楽実技科目の教授と研究を中心に、専門の技能・表現性を一層進展させ、より高い水準での音楽実践力を身につけます。
- 少人数制の演習科目により、高度な音楽的遂行力を培い創造性の充実を目指すとともに、自己と周囲の状況を的確に捉えて、目標を着実に達成する力を錬成します。
- 西洋舞踊を体得し理解する中で、身体的なリズム・テンポ・フレーズ感を養い、音楽的応用力と表現力を高めます。
- 社会の要請に応える演奏会を企画・準備・実施することにより、他者との連携・協働に必要な協調性とリーダーシップ、また催事の完遂に必要な情報を適切に収集・整理・伝達する力を養います。
上記に示される事項は、試験・レポート等、各授業において定める方法により、次の基準に従って厳正に評価します。
成績評価 | 100点法評点 | 修 得 状 況 |
秀 | 100 ~ 90点 | 目標とする知識・技能等を修得し、それを応用・発展させることができる |
優 | 89 ~ 80点 | 目標とする知識・技能等を修得し、それを活用できる |
良 | 79 ~ 70点 | 目標とする知識・技能等を修得している |
可 | 69 ~ 60点 | 目標とする基礎的な知識・技能等を修得している |
不可 | 60点未満 | 目標とする知識・技能等を修得できていない |
アドミッション・ポリシー
大阪音楽大学は、専門分野に関する確実な技能と知識を身につけて、音楽を専門とする課程を修めて大学を卒業した人、又はこれと同等以上の学力のある人で、音楽に関する高度な実践能力と専門的知識の修得に努め、かつ、音楽の分野で社会と文化の発展に寄与する意欲のある人を音楽専攻科に受け入れます。入学者選抜では、志望分野に関する専門的技能と表現性を重点的に評価します。
大阪音楽大学は、専門分野に関する確実な技能と知識を身につけて、音楽を専門とする課程を修めて大学を卒業した人、又はこれと同等以上の学力のある人で、音楽に関する高度な実践能力と専門的知識の修得に努め、かつ、音楽の分野で社会と文化の発展に寄与する意欲のある人を音楽専攻科に受け入れます。入学者選抜では、志望分野に関する専門的技能と表現性を重点的に評価します。
教育目的
専攻科は、音楽大学の基礎の上に立ち専門技術研究を発展させ、かつ、社会の音楽活動に直結し実践的性格をもつ特別の専門課程による教授を行い、音楽に関する専門技術者養成を目的とする。
大阪音楽大学短期大学部専攻科の教育理念・教育目標
教育理念
ディプロマ・ポリシー
大阪音楽大学短期大学部は、専攻科に所定の期間在学し、所定の単位の修得を通じて、専門分野や関連する職業において社会と積極的に関わるために必要な次の能力及び知識を身につけ、「修了研究」に合格した者に対し修了を認定します。
1.優れた技能と表現性をもって、専門分野における創造性を発揮できる。
2.短期大学の基礎の上に専門分野に関する確かな知識と技能を修得し、かつ、周囲の状況を的確に捉える力と自己管理力を身につけている。
3.対話を通じて自分とは異なる考え方を受け止め、主体性と柔軟な視点をもって多様な人々と協調・協働し、問題解決に当たることができる。
カリキュラム・ポリシー
専攻科は、建学の精神及び専攻科の目的に基づき、短期大学における音楽や舞台に関する技術と表現性の学修をさらに深め、良き社会人として積極的に活躍できる人材の育成を教育理念とします。この理念の実現のため次の方針のもとに教育課程を編成します。
1.個人指導による実技科目を通じて技能と表現性の研究に取り組み、専門分野におけるより高い水準での実践力を身につけます。
2.少人数制の演習科目により、自己と周囲の状況を捉える力を高め、確実な技能、知識、創造性を培います。
3.演奏会を共同で企画・準備・実施することにより、他者との連携・協働に必要な協調性と主体性を養い、また、多様な意見を調整しながら問題解決に向かう手法を実践的に学びます。
上記に示される事項は、試験・レポート等、各授業において定める方法により、次の基準に従って厳正に評価します。
大阪音楽大学短期大学部は、専攻科に所定の期間在学し、所定の単位の修得を通じて、専門分野や関連する職業において社会と積極的に関わるために必要な次の能力及び知識を身につけ、「修了研究」に合格した者に対し修了を認定します。
1.優れた技能と表現性をもって、専門分野における創造性を発揮できる。
2.短期大学の基礎の上に専門分野に関する確かな知識と技能を修得し、かつ、周囲の状況を的確に捉える力と自己管理力を身につけている。
3.対話を通じて自分とは異なる考え方を受け止め、主体性と柔軟な視点をもって多様な人々と協調・協働し、問題解決に当たることができる。
カリキュラム・ポリシー
専攻科は、建学の精神及び専攻科の目的に基づき、短期大学における音楽や舞台に関する技術と表現性の学修をさらに深め、良き社会人として積極的に活躍できる人材の育成を教育理念とします。この理念の実現のため次の方針のもとに教育課程を編成します。
1.個人指導による実技科目を通じて技能と表現性の研究に取り組み、専門分野におけるより高い水準での実践力を身につけます。
2.少人数制の演習科目により、自己と周囲の状況を捉える力を高め、確実な技能、知識、創造性を培います。
3.演奏会を共同で企画・準備・実施することにより、他者との連携・協働に必要な協調性と主体性を養い、また、多様な意見を調整しながら問題解決に向かう手法を実践的に学びます。
上記に示される事項は、試験・レポート等、各授業において定める方法により、次の基準に従って厳正に評価します。
成績評価 | 100点法評点 | 修得状況 |
秀 | 100~90点 | 目標とする知識・技能等を修得し、それを応用・発展させることができる |
優 | 89~80点 | 目標とする知識・技能等を修得し、それを活用できる |
良 | 79~70点 | 目標とする知識・技能等を修得している |
可 | 69~60点 | 目標とする基礎的な知識、技能等を修得している |
不可 | 60点未満 | 目標とする知識・技能等を修得できていない |
アドミッション・ポリシー
大阪音楽大学短期大学部は、音楽や舞台上での表現に関する技能、知識、表現性を身につけて短期大学を卒業した人、又はこれと同等以上の学力のある人で、専門分野に係る職業的な実践能力とさらなる知識の修得に努め、社会的・文化的活動に積極的に関与する意欲のある人を専攻科に受け入れます。入学者選抜では、志望分野に関する専門的技能と表現性を重点的に評価します。
大阪音楽大学短期大学部は、音楽や舞台上での表現に関する技能、知識、表現性を身につけて短期大学を卒業した人、又はこれと同等以上の学力のある人で、専門分野に係る職業的な実践能力とさらなる知識の修得に努め、社会的・文化的活動に積極的に関与する意欲のある人を専攻科に受け入れます。入学者選抜では、志望分野に関する専門的技能と表現性を重点的に評価します。
教育目的
専攻科は、短期大学の基礎の上にさらに深く、音楽に関する事項を教授し、その研究を指導することを目的とする。
大阪音楽大学大学院の教育理念・教育目標・評価基準
教育理念
ディプロマ・ポリシー
大阪音楽大学大学院音楽研究科は、本研究科の学生として所定の期間在学し、所定の単位の修得を通じて、大学院規則第3条の目的及び教育目標に基づく次の知識・能力等を身につけ、かつ「修士作品及び修士作品に関する論文」、「修士論文」または「修士演奏及び修士演奏に関する論文」の審査及び最終口述試験に合格した者に対して修了を認定し、「修士(音楽)」の学位を授与します。
大阪音楽大学大学院音楽研究科は、本研究科の学生として所定の期間在学し、所定の単位の修得を通じて、大学院規則第3条の目的及び教育目標に基づく次の知識・能力等を身につけ、かつ「修士作品及び修士作品に関する論文」、「修士論文」または「修士演奏及び修士演奏に関する論文」の審査及び最終口述試験に合格した者に対して修了を認定し、「修士(音楽)」の学位を授与します。
- 専門分野や関連する職業等において活躍できる音楽に係る質の高い知識と能力
- 文化の創造、発展に寄与することのできる豊かな感性と表現力、及び高度な探究能力
- 芸術文化に関する幅広い教養と実践的な外国語の運用能力
- 明確な主張と優れた表現性、論理性をもって音楽や文章を構成する能力
カリキュラム・ポリシー
建学の精神並びに大学院の目的及び教育目標に基づき、確かな技術と高度な専門的学識、並びにグローバルな視野をもつ音楽人の育成を教育理念とします。この理念の実現のため次の方針のもとに教育課程を編成します。
建学の精神並びに大学院の目的及び教育目標に基づき、確かな技術と高度な専門的学識、並びにグローバルな視野をもつ音楽人の育成を教育理念とします。この理念の実現のため次の方針のもとに教育課程を編成します。
- 学生各自の研究計画に基づき、個人指導による音楽実技科目または少人数による演習科目を通じて、専門の知識・技能・表現性を高度に専門的なレベルに進展させます。また、初年次に「修士リサイタル」において創作・音楽研究・演奏の成果を発表することにより、研究を主体的に構想し実行する能力を進展させ、より高い水準での音楽実践を目指します。
- 専門分野に関連する授業を通じて、専門知識、技能、感性、表現力を向上させるとともに、自立的・主体的な授業参加により問題把握力を高め、かつ、その解決へ向けたアプローチ力と思考力を身につけます。
- 音楽・芸術・社会の第一線で活躍する人々の見識に触れ、広い視野と豊かな教養を身につけるための授業科目、また、外国語の運用能力を高めるとともに外国の芸術文化の理解を深め、論文作成に資するための授業科目をそれぞれ2年間の必修科目として学びます。
- 最終年次には、専攻ごとの専門分野に応じて、専門家としての独創性を備えた「修士作品及び修士作品に関する論文」、「修士論文」または「修士演奏及び修士演奏に関する論文」を課程修了の集大成として完成させます。
上記に示される事項は、試験・レポート等、各授業において定める方法により、次の基準に従って厳正に評価します。
成績評価 | 100点法評点 |
秀 | 100~90点 |
優 | 89~80点 |
良 | 79~70点 |
可 | 69~60点 |
不可 | 60点未満 |
アドミッション・ポリシー
音楽研究科は、建学の精神と大学院規則第3条の目的を体現し、専門分野や関連する職業等で活躍できる質の高い音楽人を送り出します。このため本研究科は、専門分野を学ぶための十分な基礎能力を身につけた上で、音楽に関する高度な実践・研究能力と専門的学識を修得し、かつ、音楽の幅広い分野で文化と社会に貢献できる資質を有する人を受け入れます。入学者選抜においては、次の点を総合的に評価します。
音楽研究科は、建学の精神と大学院規則第3条の目的を体現し、専門分野や関連する職業等で活躍できる質の高い音楽人を送り出します。このため本研究科は、専門分野を学ぶための十分な基礎能力を身につけた上で、音楽に関する高度な実践・研究能力と専門的学識を修得し、かつ、音楽の幅広い分野で文化と社会に貢献できる資質を有する人を受け入れます。入学者選抜においては、次の点を総合的に評価します。
- 志望分野に関する専門的技能、表現性、知識を有していること
- 研究への明確な目的、主体性、適性が備わっていること
- 国際的な場での活動や研究に必要な基礎的な英語運用能力を身につけていること
- 主体的に問題を発見し、それを解決へと導く文章能力を有していること
人材養成及び教育研究上の目的
大学院は音楽芸術に関する理論、技術及びその応用を教授研究するとともに、専攻分野における高度な研究能力はもとより豊かな人間性、国際性を備えた音楽人を養成することを目的とし、そのために次の各号に掲げる人材の養成を教育目標とする。
(1) 専門分野における高い能力を有する作曲家、音楽研究者、演奏家の養成
(2) 音楽についての高度な実践能力と専門的かつ広い学識を有し、関連する職業等で活躍できる音楽人の養成
(3) 文化の創造、発展に寄与することのできる広量な精神をもつ音楽人の養成
(大阪音楽大学大学院規則第3条)
(1) 専門分野における高い能力を有する作曲家、音楽研究者、演奏家の養成
(2) 音楽についての高度な実践能力と専門的かつ広い学識を有し、関連する職業等で活躍できる音楽人の養成
(3) 文化の創造、発展に寄与することのできる広量な精神をもつ音楽人の養成
(大阪音楽大学大学院規則第3条)
大阪音楽大学大学院音楽研究科「修士作品及び修士作品に関する論文」「修士論文」
「修士演奏及び修士演奏に関する論文」並びに「最終試験」における評価基準
1.修士作品
1)基本評価項目
① 研究指導に基づく作品であるか。
② 所定の演奏時間が守られ、かつ完成された作品であるか。
③ 演奏のための指示(テンポ、強弱、フレーズ等)が的確に指示されているか。
④ 必要に応じ、楽器編成表、特殊奏法や移調楽器等の記譜方法の説明、歌詞一覧(作詞者及び外語国歌詞の場合は日本語対訳を含む)が付されているか。
⑤ 正当な事由のある場合を除き、指定された期限までに提出されたか。
⑥ 盗用・剽窃等、研究の信頼性と公正性に反する行為が認められないか。
⑦ 修士演奏会におけるプログラムノートが適切に記述され、盗用、剽窃、無断掲載等の不適切な行為が認められないか。
2)主要評価項目
① 表現意図にふさわしい書式が用いられているか。
② 表現に独自性・創造性が認められるか。
③ 説得性や訴求性のある作品か。
2.修士論文
1)基本評価項目
① 研究指導に基づく論文であるか。
② 所定の言語と所定の書式(文字数を含む)に基づいて書かれ、かつ完結した論文となっているか。
③ 文章構成及び論旨・結論が明確であるか。
④ 引用及び参考文献等が適切に示されているか。
⑤ 修士論文発表会での論文要旨が適切に記述されているか。
⑥ 正当な事由のある場合を除き、指定された期限までに提出されたか。
⑦ ねつ造・改ざん・盗用・剽窃等、研究の信頼性と公正性に反する行為が認められないか。
2)主要評価項目
① 本文に研究の背景や目的、研究内容の位置づけや意義が含まれているか。
② 適切な研究方法と資料が用いられ、かつ、当該論文に係る先行研究の調査・検討が行われているか。
③ 新たな研究上の知見が示されているか。
3.修士演奏
1)基本評価項目
① 研究指導に基づく演奏であるか。
② 所定の演奏時間が守られ、かつ完奏されたか。
③ プログラムが適切に構成されているか。
④ 正当な事由のある場合を除き、年度当初に定められた日時の演奏であるか。
⑤ 演奏家に必要なステージマナーを身につけているか。
⑥ 修士演奏会におけるプログラムノートが適切に記述され、盗用、剽窃、無断掲載等の不適切な行為が認められないか。
2)主要評価項目
① 演奏に必要な専門的技術が備わっているか。
② 楽曲にふさわしい演奏解釈がなされているか。
③ 説得性や訴求性のある演奏か。
4.「修士作品に関する論文」及び「修士演奏に関する論文」
1)基本評価項目
①「修士作品」又は「修士演奏」に関する内容が含まれているか。
② 所定の言語と所定の書式(文字数を含む)に基づいて書かれ、かつ完結しているか。
③ 文章構成及び論旨・結論が明確であるか。
④ 引用及び参考文献等が適切に示されているか。
⑤ 正当な事由のある場合を除き、指定された期限までに提出されたか。
⑥ 盗用・剽窃等の研究の信頼性と公正性に反する行為が認められないか。
2)主要評価項目
① 論理性や説得性のある内容となっているか。
② 適切な資料の参照や先行研究の調査・検討がなされているか。
③ 独自の知見が示されているか。
5.上記1〜4の評価方法
① 「修士作品」「修士作品に関する論文」「修士論文」「修士演奏」及び「修士演奏に関する論文」は、各審査員が100点法で採点し、その平均点を評点とする。
② 「修士作品に関する論文」は「修士作品」に含めて評価し、その評価割合は前者が50%、後者が50%とする。
③ 「修士演奏に関する論文」は「修士演奏」に含めて評価し、その評価割合は前者が50%、後者が50%とする。
④ 「修士作品」「修士作品に関する論文」「修士論文」「修士演奏に関する論文」において、ねつ造・改ざん・盗用・剽窃等、研究の信頼性と公正性を著しく損なう行為が認められた場合は、他の評価項目における評価の如何を問わず0点とする。
⑤ 基本及び主要評価項目を著しく満たしていないと認められる場合は、60点未満とする。
⑥ 基本及び主要評価項目を充分に満たさず、改善が必要と認められる場合は、60〜69点とする。
⑦ 基本及び主要評価項目を概ね満たしていると認められる場合は、70〜79点とする。
⑧ 基本及び主要評価項目を概ね満たし、かつ主要評価項目の複数項目について優れていると認められる場合は、80〜89点とする。
⑨ 基本評価項目を概ね満たし、かつ主要評価項目の複数項目について極めて優れていると認められる場合は、90点以上とする。
6.最終試験
最終試験は、「修士作品及び修士作品に関する論文」「修士論文」又は「修士演奏及び修士演奏に関する論文」の内容に係る口述試験とする。
1)評価項目
① 審査員からの質問に関し、適切な説明がなされたか。
② 質問に対する応答の仕方や態度は適切か。
③ 「修士論文」「修士作品に関する論文」又は「修士演奏に関する論文」の内容について必要な知識を身につけているか。
④ 今後の研究・創作・演奏活動に必要な知見を備えているか。
2) 最終試験の評価方法
① 最終試験は各審査員が100点法で採点し、その平均点を評点とする。
② 各評価項目を著しく満たしていない場合は、60点未満とする。
③ 各評価項目を概ね満たしている場合は、その程度に応じ60〜79点とする。
④ 各評価項目を概ね満たし、優れていると認められる場合は、80〜89点とする。
⑤ 各評価項目を満たし、極めて優れていると認められる場合は、90点以上とする。
7.成績評価
成績評価は秀、優、良、可、不可とし、次の100点法での評点に対応する。
1)基本評価項目
① 研究指導に基づく作品であるか。
② 所定の演奏時間が守られ、かつ完成された作品であるか。
③ 演奏のための指示(テンポ、強弱、フレーズ等)が的確に指示されているか。
④ 必要に応じ、楽器編成表、特殊奏法や移調楽器等の記譜方法の説明、歌詞一覧(作詞者及び外語国歌詞の場合は日本語対訳を含む)が付されているか。
⑤ 正当な事由のある場合を除き、指定された期限までに提出されたか。
⑥ 盗用・剽窃等、研究の信頼性と公正性に反する行為が認められないか。
⑦ 修士演奏会におけるプログラムノートが適切に記述され、盗用、剽窃、無断掲載等の不適切な行為が認められないか。
2)主要評価項目
① 表現意図にふさわしい書式が用いられているか。
② 表現に独自性・創造性が認められるか。
③ 説得性や訴求性のある作品か。
2.修士論文
1)基本評価項目
① 研究指導に基づく論文であるか。
② 所定の言語と所定の書式(文字数を含む)に基づいて書かれ、かつ完結した論文となっているか。
③ 文章構成及び論旨・結論が明確であるか。
④ 引用及び参考文献等が適切に示されているか。
⑤ 修士論文発表会での論文要旨が適切に記述されているか。
⑥ 正当な事由のある場合を除き、指定された期限までに提出されたか。
⑦ ねつ造・改ざん・盗用・剽窃等、研究の信頼性と公正性に反する行為が認められないか。
2)主要評価項目
① 本文に研究の背景や目的、研究内容の位置づけや意義が含まれているか。
② 適切な研究方法と資料が用いられ、かつ、当該論文に係る先行研究の調査・検討が行われているか。
③ 新たな研究上の知見が示されているか。
3.修士演奏
1)基本評価項目
① 研究指導に基づく演奏であるか。
② 所定の演奏時間が守られ、かつ完奏されたか。
③ プログラムが適切に構成されているか。
④ 正当な事由のある場合を除き、年度当初に定められた日時の演奏であるか。
⑤ 演奏家に必要なステージマナーを身につけているか。
⑥ 修士演奏会におけるプログラムノートが適切に記述され、盗用、剽窃、無断掲載等の不適切な行為が認められないか。
2)主要評価項目
① 演奏に必要な専門的技術が備わっているか。
② 楽曲にふさわしい演奏解釈がなされているか。
③ 説得性や訴求性のある演奏か。
4.「修士作品に関する論文」及び「修士演奏に関する論文」
1)基本評価項目
①「修士作品」又は「修士演奏」に関する内容が含まれているか。
② 所定の言語と所定の書式(文字数を含む)に基づいて書かれ、かつ完結しているか。
③ 文章構成及び論旨・結論が明確であるか。
④ 引用及び参考文献等が適切に示されているか。
⑤ 正当な事由のある場合を除き、指定された期限までに提出されたか。
⑥ 盗用・剽窃等の研究の信頼性と公正性に反する行為が認められないか。
2)主要評価項目
① 論理性や説得性のある内容となっているか。
② 適切な資料の参照や先行研究の調査・検討がなされているか。
③ 独自の知見が示されているか。
5.上記1〜4の評価方法
① 「修士作品」「修士作品に関する論文」「修士論文」「修士演奏」及び「修士演奏に関する論文」は、各審査員が100点法で採点し、その平均点を評点とする。
② 「修士作品に関する論文」は「修士作品」に含めて評価し、その評価割合は前者が50%、後者が50%とする。
③ 「修士演奏に関する論文」は「修士演奏」に含めて評価し、その評価割合は前者が50%、後者が50%とする。
④ 「修士作品」「修士作品に関する論文」「修士論文」「修士演奏に関する論文」において、ねつ造・改ざん・盗用・剽窃等、研究の信頼性と公正性を著しく損なう行為が認められた場合は、他の評価項目における評価の如何を問わず0点とする。
⑤ 基本及び主要評価項目を著しく満たしていないと認められる場合は、60点未満とする。
⑥ 基本及び主要評価項目を充分に満たさず、改善が必要と認められる場合は、60〜69点とする。
⑦ 基本及び主要評価項目を概ね満たしていると認められる場合は、70〜79点とする。
⑧ 基本及び主要評価項目を概ね満たし、かつ主要評価項目の複数項目について優れていると認められる場合は、80〜89点とする。
⑨ 基本評価項目を概ね満たし、かつ主要評価項目の複数項目について極めて優れていると認められる場合は、90点以上とする。
6.最終試験
最終試験は、「修士作品及び修士作品に関する論文」「修士論文」又は「修士演奏及び修士演奏に関する論文」の内容に係る口述試験とする。
1)評価項目
① 審査員からの質問に関し、適切な説明がなされたか。
② 質問に対する応答の仕方や態度は適切か。
③ 「修士論文」「修士作品に関する論文」又は「修士演奏に関する論文」の内容について必要な知識を身につけているか。
④ 今後の研究・創作・演奏活動に必要な知見を備えているか。
2) 最終試験の評価方法
① 最終試験は各審査員が100点法で採点し、その平均点を評点とする。
② 各評価項目を著しく満たしていない場合は、60点未満とする。
③ 各評価項目を概ね満たしている場合は、その程度に応じ60〜79点とする。
④ 各評価項目を概ね満たし、優れていると認められる場合は、80〜89点とする。
⑤ 各評価項目を満たし、極めて優れていると認められる場合は、90点以上とする。
7.成績評価
成績評価は秀、優、良、可、不可とし、次の100点法での評点に対応する。
秀 | 優 | 良 | 可 | 不可 |
100~90点 | 89~80点 | 79~70点 | 69~60点 | 60点未満 |
8.評価体制(大学院学位規則第3条に基づく)
1) 「修士作品及び修士作品に関する論文」「修士論文」「修士演奏及び修士演奏に関する論文」及び最終試験については、大学院を担当する複数名の教授が審査員として審査にあたる。
2) 前項の審査員には、大学院運営委員会の審議を経て、学長が委嘱する他大学院の教員及び学外有識者を加えることがある。