卒業演奏会始まる

この年3月に初めて「卒業演奏会」が開催され、本科9期、専攻科4期の卒業生が出演した。この時が「本科9期生のための」演奏会という意味合いから、「第九回卒業演奏会」とし、以後それを踏襲している。残念ながら初回のプログラムは学内に現存していないが、2回目である第十回卒業演奏会のプログラムで、当時の学生たちの卒業時の演奏レベルをうかがい知ることができる。

ちなみにこのプログラムの中で、ロッシーニ作曲オペラ《セミラーミデ》のアリアを歌ったアルトの松本寛子がその年の第9回オール日本新人演奏会(日比谷公会堂)に出演し、のちに本校の教員となっている。

卒業演奏会 プログラム

 

卒業演奏会、最後の曲目、ブルッフ《英地頌歌》を演奏する卒業生たち 指揮は長井斉

 

卒業演奏会前、恒例の校舎前での記念撮影(昭和12年3月24日)(前列に教員、中央に永井校長、後列に学生)