現存するわが国最古の楽器店 三木楽器

1825年(文政8年)に「河内屋佐助」と称し書籍業を始めるが、1888年(明治21年)に楽器部を創設してヤマハのオルガンを販売したことをきっかけに、本格的に楽器の販売、楽譜や音楽書の出版・販売などを手がけるようになる。

1921年(大正10年)にはドイツ・スタンウェイ社の日本総代理店となり、1925年(大正14年)に翻訳出版権を得て刊行した「コールユーブンゲン」は、今なお声楽を学ぶ人たちのソルフェージュ教本として広く利用されている。

同年、創業100周年を記念して「三木ホール」を開館。演奏会場を提供するとともに、山田耕筰や本学校長の永井幸次など著名な音楽家を招いて講習会を開催するなど、洋楽の啓蒙活動も積極的に行い、関西の洋楽界を支える大きな存在の一つとなった。

四代目の三木佐助と永井幸次ら音楽家との親交は深く、それを表す書簡も残っている。

 

スタインウェイ広告 大正12年4月11日 大阪毎日新聞 

 

1928年(昭和3年)の三木楽器 商品目録